注目のスタートアップ

ネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift」などを展開する「ログリー」と「マイクロアド」が資本業務提携

company

2023年7月27日、ログリー株式会社は、株式会社マイクロアドと、資本業務提携を締結したことを発表しました。

ログリーは、ネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift」や、 見込み客を可視化するユーザー分析DMP「Juicer」、顧客の熱量を高めるマーケティングツール「OPTIO」、全大会賞金付きeスポーツ大会プラットフォーム「Adictor」を展開しています。

「LOGLY lift」は、媒体のデザインに統合し、ユーザー体験に合わせた広告配信を実現するプラットフォームです。

マイクロアドは、データプラットフォーム「UNIVERSE」を展開しています。自社保有のオーディエンスデータに加え、約210のパートナー企業・メディアからデータ提供を受けています。

連携する各種データを独自開発のデータ収集基盤によって統合的に集積・分析し、さまざまな業界業種に特化したデータプロダクトを提供しています。

ログリーとマイクロアドは、マイクロアド台湾が設立した子会社、奇碁數位股份有限公司(TikiDigital, Co., Ltd.)に共同出資し、台湾での広告事業を協業展開するなどの事業連携をしています。

今回の提携により、台湾だけでなく日本においても、ログリーのネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift」と、マイクロアドの媒体社向けプラットフォーム「COMPASS」や、データプラットフォーム「UNIVERSE」との連携を強化していきます。

さらに、ポストクッキー時代の新たな広告配信技術の開発など、それぞれの事業・技術の強みを活かした事業開発を行います。


ネイティブ広告とは、記事などのコンテンツの一部として、同じ見た目で表示される広告のことです。記事型広告や、タイアップ広告、SNS上に投稿として表示されるスポンサー広告などが例として挙げられます。

ネイティブ広告は自然に広告を表示できることから、ユーザーにストレスを与えることがなく誘導できること、潜在層にアプローチできること、内容次第では記事広告の拡散が期待できることといったメリットがあります。

近年、Web広告の領域では、広告の表示回数やクリック数などを水増しして不正に利益を得るアドフラウドや、フェイクニュース、インフルエンサーのステルスマーケティング、情報の氾濫による広告価値の低下といった課題が生じています。

さらには、世界的に個人情報保護の流れが強くなり、Web広告ではサードパーティクッキーが規制され、従来のターゲティング広告の仕組みと効果データの計測に大きな影響が出ると見られています。

こうした背景のもと、Webマーケティング業界は、従来の仕組みからの大きな転換が必要となっており、次世代の広告テクノロジーのニーズが高まっています。

事業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーのある企業との提携が重要となります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ LOGLY lift UNIVERSE クッキー データ データプラットフォーム ネイティブ ネイティブ広告 プラットフォーム マーケティング マイクロアド メディア ログリー 可視化 広告 株式会社 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

メタマテリアルを活用した新しい摂家アルゴリズム「DFM」開発の「Nature Architects」が9,000万円調達
2020年9月30日、Nature Architects株式会社は、総額9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 2020年5月に完了した資金調達と併せ、累計4.15億円を調達しています…
産業用ドローンを開発・提供する「プロドローン」が「ジェイテクト」から資金調達
2023年4月20日、株式会社プロドローンは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社ジェイテクト(JTEKT)です。 プロドローンは、推奨ペイロード20kgの量産マルチコプター「P…
VR酔いを防止する移動技術を保有する「UNIVRS」と電力系通信事業者「QTnet」が資本業務提携
2022年12月15日、株式会社QTnetは、株式会社UNIVRSに出資し、メタバース分野での協業を行うことを発表しました。 QTnetは、九州電力グループの電力系通信事業者(旧社名:九州通信ネットワ…
家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する「400F」が11.4億円調達
2024年8月29日、株式会社400Fは、総額11億4000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約30億円となります。 400Fは、家計診断・相談サービス「…
移住マッチングプラットフォーム「たびすむ」を運営する「BeA」が1億7,480億円調達
2022年11月1日、株式会社BeAは、総額1億7,480億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を運営する株式会社トラストバンクと、株式会社…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集