注目のスタートアップ

食品・化粧品・医薬品産業向けAIロボットを開発する「Closer」が1億円調達

company

2023年5月10日、株式会社Closerは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

Closerは、食品、化粧品、医薬品(三品)産業を中心とした製造現場向けに、AI画像処理・ロボット制御技術をコア技術に、ロボットパッケージの開発を行っています。

包装ロボット「PickPacker」は、三品産業の包装・箱詰め領域を中心に自動化を実現するAIロボットです。AI画像処理とロボット制御を組み合わせ、ばら積みされた対象物の認識や、コンベアなどを移動するものへの設置・投入などの、これまでのロボットでは難しかった作業の自動化を実現しています。

今秋を目処にカップ味噌汁の製造工程、大手食品メーカーの工場への導入が決定しており、今後は同様作業や横展開を進めていく計画です。

今回の資金は、エンジニアを中心とした人材採用の強化に充当します。


国内では少子高齢化が進展し、さまざまな業界で人手不足の課題が深刻となってきています。

製造業の工場や物流倉庫などでは、業務効率化や自動化を目的に、AIを搭載した自律ロボットの導入が進められています。

一方、同じように自動化のニーズが高い、食品・医薬品・化粧品のいわゆる三品産業においては、自動車・電機産業などと比べてロボットの導入が遅れているという現状があります。

その理由は、三品産業では、多品種少量生産が多いことから、ロボットに要求される技術が難度の高いものとなるからです。

近年は、AI技術の発展により、ロボットはより柔軟に対象物の形・場所・固さ・柔らかさを認識できるようになってきており、三品産業においても従来よりも低コストで高精度なロボットを実現できるようになって来ており、今後の市場拡大や、現場での導入事例が増えていくことが期待されています。

デジタル時代において企業の利益を最大化させるためには、テクノロジーを活用することが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI Closer PickPacker ファクトリーオートメーション ロボット 効率化 包装 化粧品 医薬品 工場 株式会社 現場 画像認識 自動化 製造 資金調達 食品
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

絹タンパク素材とそれを用いたプロダクトを開発・提供する「ながすな繭」が7,500万円調達
2023年2月8日、ながすな繭株式会社は、総額7,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ながすな繭は、絹織物をはじめとする伝統的なシルク産業の加工技術に、粉砕加工や微細加工などの技術を組…
地域おこしサービス「HERO」を提供する「GreatValue」が3,000万円調達
2023年4月28日、株式会社GreatValueは、総額3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 GreatValueは、地域おこしサービス「HERO」を提供しています。 商店街・商工…
スマートフォンから注文できるスクールランチサービス提供の「PECOFREE」が資金調達
2021年9月6日、株式会社PECOFREEは、資金調達を実施したことを発表しました。 学校で食べる食事をスマートフォンから予約注文できるサービス「PECOFREE」を開発・運営しています。 毎日、栄…
「日本投資ファンド」が冷凍食品を主力とする冷凍食品メーカー「PIZZAREVO」と戦略的資本提携
2023年5月12日、株式会社日本M&Aセンターホールディングスは、株式会社日本政策投資銀行と共同設立した株式会社日本投資ファンドが運営する日本投資ファンド第1号投資事業有限責任組合が、株式会社PIZ…
「バルテス」がコレクションマネジメントプラットフォーム「COLLET」を展開する「between the arts」に出資
2023年3月10日、バルテス株式会社は、グループ会社であるバルテス・モバイルテクノロジー株式会社が、株式会社between the artsに出資したことを発表しました。 between the a…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集