マイクロ流路チップ型セルソーターを手がける「オンチップ・バイオテクノロジーズ」が「アズワン」と資本業務提携

2023年5月9日、株式会社オンチップ・バイオテクノロジーズは、アズワン株式会社と、資本業務提携を締結したことを発表しました。

オンチップ・バイオテクノロジーズは、マイクロ流路チップを用いた細胞解析・分離装置(セルソーター)「On-chip Sort」を世界に先駆けて開発し、販売を行っています。

また、2021年には、微生物スクリーニングに最適な製品「On-chip Droplet Selector」の販売を開始しています。

今回の提携により、オンチップ・バイオテクノロジーズ製品のグローバル販売を加速します。


バイオロジー(生物学)とテクノロジー(技術)が組み合わさった領域であるバイオテクノロジーは、農業・食品だけでなく、医療、ヘルスケア、環境・エネルギー、工業など、幅広い分野に大きな影響を与えています。

とくにDNA配列を解読する技術の飛躍的な発展の影響は大きく、さらに機械学習などの情報処理技術の高度化も合わさり、バイオテクノロジーを利活用したイノベーションが次々と生まれています。

2030年には、バイオテクノロジーを利活用した産業が、OECD加盟国における粗付加価値(GVA)の2.7%にあたる、約1兆ドル規模の市場に成長するという予測もあります。

こうしたなか、オンチップ・バイオテクノロジーズは、世界に先駆けて交換型マイクロ流路チップ型セルソーターの開発に成功し、これを提供しています。

従来型のセルソーターと比較して、ダメージを与えずに細胞分離できること、チップ交換により細胞間のコンタミネーション(汚染)がないこと、大きな細胞にも対応していること、レアな細胞のソーティングが行えることといった特長を持っています。

事業のさらなる成長のためには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ発行累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ
関連タグ On-chip Droplet Selector On-chip Sort アズワン オンチップ・バイオテクノロジーズ セルソーター バイオテクノロジー 生命科学用分析装置 細胞分離 細胞解析 装置
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!

の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

国産オリジナルのゲノム編集の基盤技術開発に取り組む「C4U」が15億円調達
2023年5月17日、C4U株式会社は、総額15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 C4Uは、国産のゲノム編集技術であるCRISPR-Cas3を基盤技術とする、2018年3月に設立された大阪…
においセンシングデバイスやAIクラウドソフト「iinioicloud」を提供する「レボーン」が2.2億円調達
2024年6月6日、株式会社レボーンは、総額2億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 この資金調達により、累計調達額は7億円となりました。 レボーンは、においセンシングデバイスやAI…
独自の「UCDI水素菌」を核にCO2の資源化に取り組む「CO2資源化研究所」が28億円調達
2024年5月29日、株式会社CO2資源化研究所は、総額約28億円の資金調達を実施したことを発表しました。 CO2資源化研究所は、独自の「UCDI水素菌」を核にCO2を資源化する研究と事業化に向けた取…
ソフトウェアとバイオテクノロジーにより持続可能な農業の実現を目指す「AGRI SMILE」が7.5億円調達
2023年9月6日、株式会社AGRI SMILEは、総額約7億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AGRI SMILEは、農業協同組合(JA)とのパートナーシップのもと、ソフトウェ…
代替肉開発・製造の「ネクストミーツ」が10億円調達 世界展開の加速へ
2021年6月16日、ネクストミーツ株式会社は、約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 代替肉の研究開発や、代替肉製品の企画・製造、EC事業、Webメディアの運営などを展開しています。 2…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集