注目のスタートアップ

食品原材料のサプライヤー・バイヤーによる売買プラットフォーム「シェアシマ」を運営する「ICS-net」が資金調達

company

2023年4月26日、ICS-net株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

ICS-netは、食品原料に特化したWeb検索サービス「シェアシマ」を運営しています。

食品原料を探したい企業ユーザーと、食品原料を紹介したいサプライヤー企業をつなぎ、食品業界のデジタル化に貢献しています。

また、食品製造段階で滞留している原料在庫の再流通を促進することで、食品の製造段階における食品ロス削減を目指しています。

さらに、食品開発者向けにトレンド・製品やサービス紹介・行政情報など役立つ情報を届ける専門メディア「シェアシマinfo」、小売製品のパッケージ・デザイン・裏面・マーケティングデータを一括検索できるデータベース「シェアシマ製品情報サーチ」、食品製造したいユーザーと工場をつなぐ「シェアシマOEM」といった関連サービスも展開しています。


企業では、商品やサービスの注文を受け、それを出荷・提供することでビジネスが成り立っています。

この受発注業務はビジネスの運営に不可欠ですが、現在でも電話・FAX・メールでやりとりを行っている業界があり、効率化の必要性が高まっています。

とくに食品業界では、健康志向の高まり、SDGsの推進、Web・SNS発のトレンドの増加、コロナ禍などにより消費者ニーズが多様化し、その変化がますます加速しています。このため、食品メーカーやサプライヤーにとっては、効率的な食品原料の調達/提案が重要になっています。

また、食品に使われる植物の粉末やだし粉末、香料となるオイルなどの原料は、利用している食品が廃盤になるなどした場合、在庫として多くが廃棄されています。この廃棄は食品メーカーにとって損失となるだけでなく、環境問題でもあります。環境省によると、2020年度の食品ロスの量は約522万トンで、うち事業系が275万トンとなっています。

ICS-netはこの問題を解決するため、食品原料の受発注の効率化と、食品ロス削減を実現する食品原料のプラットフォーム「シェアシマ」を展開しています。

企業ではどうしても非効率的な業務が発生してしまいます。とくに創業期はさまざまなリソースが不足しているため、ノンコア業務に時間がとられてしまうと成長の機会を逃してしまう可能性もあります。そのため創業期にはシステムを厳選して導入することが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備のノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ OEM Web サービス サプライヤー シェアシマ デジタル化 ハイヤー プラットフォーム 売買 材料 株式会社 検索 製品 資金調達 開発 食品 食品原料
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ミミズ型管内走行ロボット「Sooha」を開発・提供する「ソラリス」が3,000万円調達
2024年7月29日、株式会社ソラリスは、約3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は10.8億円となりました。 ソラリスは、ミミズ型管内走行ロボット「…
iPS細胞由来の卵子を利用した生殖補助医療を開発する「Dioseve」が1億円調達
2024年6月28日、株式会社Dioseveは、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Dioseveは、共同創業者である浜崎伸彦氏らが発明した独自技術である「DIOLs(Directl…
AI英会話アプリやオンライン英語コーチング運営の「スピークバディ」が3億円調達
2020年8月20日、株式会社スピークバディは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 AI英会話アプリ「スピークバディ」や、オンライン英語コーチング「スパルタバディ」を開発・運営していま…
太陽光発電システムの第三者所有サービス「シェアでんき」提供の「シェアリングエネルギー」が資金調達
2020年10月29日、株式会社シェアリングエネルギーは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ENEOS株式会社です。 シェアリングエネルギーは、個人向けの太陽光発電システムの第三者所有…
家庭のエネルギー利用を最適化するIoT製品などを手がける「Nature」が資金調達
2024年6月27日、Nature株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 この資金調達により、2024年2月から実施しているシリーズDラウンドの資金調達の合計額は、約12.2億円となりまし…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集