注目のスタートアップ

制作プロダクション・コンテンツ開発事業を展開する「stu」が3億円調達

company

2023年4月19日、株式会社stuは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。

stuは、エッジテック事業、制作プロダクション、コンテンツ開発事業を手がけています。

「エンターテインメントの再発明」をミッションに掲げ、クリエイティビティと最先端のテクノロジーによりクリエイティブソリューションを展開しています。

コンテンツ開発事業においては、ハリウッドや韓国などの先進的な映像事業の事例を取り込んだ制作を行い、日本発のグローバルヒット作品の創出を目指しています。

映像制作の重要なプロセスである原作開発の工程において、複数の脚本家が集まり、会議を通じてストーリーを作る「ライターズルーム」形式を採用するなど、グローバルスタンダードのワークフローを取り入れています。

今回の資金は、DXされた独自の撮影スタジオ、映像編集スタジオの創設に充当します。


スマートフォンや高品質なインターネット回線の普及に伴い、映像コンテンツ市場は大きく成長しています。

たとえば、インターネットにおける動画コンテンツの市場を推し量れる市場としては動画広告市場があります。国内の動画広告市場は、2022年には昨年比133.2%の5,601億円で、2026年には約1.2兆円と、4年で倍以上に成長すると推測されています。

また、コロナ禍によるインドア需要の高まりも大きく、Netflixなどの映像コンテンツ配信サービスは、コロナ禍において驚異的な成長を見せました。

現在、こうした映像コンテンツ配信サービスは群雄割拠の時代にあり、オリジナルコンテンツの質などによって差別化を図る時期になってきています。

こうした映像コンテンツ・動画コンテンツの成長の一方、国内の映像制作は米国や韓国などと比べて遅れているという現状があります。

近年、海外の映像制作の現場ではデジタル化が推進され、最新の技術が導入・活用されています。一方、日本は英語の壁と技術者不足により、こうした技術の導入・活用が遅れているという課題を抱えています。

stuは、こうしたなか、国内においてテクノロジーを取り入れた映像制作などを手がけています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業などとの提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ stu エンターテインメント クリエイティブ コンテンツ プロダクション 制作 映像 株式会社 資金調達 開発
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

全方向移動ロボットによる複数台での自律協調搬送・作業システムを開発する「TriOrb」が7,000万円のデット調達を実施
2023年6月21日、株式会社TriOrbは、2023年6月に福岡銀行および日本政策金融公庫の協調融資により7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 TriOrbは、全方向移動ロボット「…
世界のスタートアップ・データベース「SUNRYSE.」提供の「Queue」が7,000万円調達
2019年12月11日、株式会社Queueは、総額7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、世界のスタートアップ情報データベース「SUNRYSE.」をリリースしたことも併せて発…
ESG情報開示支援クラウド「SmartESG」提供の「シェルパ・アンド・カンパニー」が2.6億円調達
2023年3月1日、シェルパ・アンド・カンパニー株式会社は、総額2億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 シェルパ・アンド・カンパニーは、ESG経営推進クラウド「SmartESG」を…
不動産マネジメントの「PIPI」が投資用マンションを開発・分譲する「クレアスライフ」と資本業務提携
2019年10月8日、株式会社PIPIは、株式会社クレアスライフと、資本業務提携に係る契約を締結し、資金調達を実施したことを発表しました。 PIPIは、民泊・ホテル・マンスリー・マンションなどの、バケ…
意欲的な学生のためのプラットフォーム「croom college」運営の「croom」が資金調達
2020年1月24日、株式会社croomは、資金調達を実施したことを発表しました。 学生の効率的なインプット、効果的なアウトプット、そしてキャリア選択を一気通貫で行えるプラットフォーム「croom c…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集