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オールインワン基幹システムを提供する「hacomono」が38.5億円調達

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2023年4月19日、株式会社hacomonoは、総額38億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

hacomonoは、オールインワン基幹システム「hacomono」を提供しています。

ウェルネス産業向けに、入会・予約・決済などの手続きをデジタル化するシステムとして提供が開始されたシステムです。

リアル店舗における予約・決済や入会手続きを会員ユーザーのPC・スマートフォンから行えるようにすることで、店舗での事務手続き・支払手続きなどのオペレーションの手間を削減し、顧客にはデジタル化の利便性を提供します。

バックオフィスを効率化する機能だけでなく、入退館管理機能・在庫管理機能・POSレジ機能などの店舗・施設をデジタル化する機能や、データ集計・アンケート・キャンペーン機能などのデータ経営を実現する機能なども提供しています。

スクール業界・公共運動施設などへの導入が広まっており、幅広い業界の課題解決に資する機能開発に取り組んでいます。

今回の資金は、基幹システムとしての「hacomono」開発、店舗DXを加速させるIoTの活用、ハードウェアの研究開発、FinTech領域を含めた新規事業への投資、人材採用、組織力の強化に充当する予定です。

今後、公共運動施設を含めたウェルネス施設へのキャッシュレスを拡大することで事業領域を広めていくことを目指します。


予約システムは、受付・予約管理の業務を効率化するだけでなく、顧客データの収集により、データを活用したマーケティングを実現するため、実店舗ビジネスなどにおいて重要なシステムのひとつです。

従来のジムなどのフィットネス系の施設においてもオンライン予約受付システムは導入されていましたが、会員登録・決済・会員管理などとは統合されておらず、真に利便性のある体験や、業務における効率化を実現できていませんでした。

たとえば、ジムを初めて利用するユーザーは電話などで問い合わせ、体験入会や見学をした上で入会を行う必要があります。また、入会手続きについても店舗で書類に手書きで記入することが多く、ユーザーの手間になっているほか、店舗における転記・登録というオペレーションの負担を生じさせています。

こういった課題を解決し、顧客満足度を向上させることを目的に、hacomonoは会員管理・予約・決済システム「hacomono」を提供しています。

すでにウェルネス施設における基幹システムとしての機能は揃っており、今後はFinTech領域を含めた新規事業を展開し、事業領域を広めていくようです。

経済産業省が、2025年までに日本企業のDXが成功しなければ年間最大12兆円の経済損失が発生する可能性があると指摘しているように、予約システム以外でもデジタル化が急務となっています。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
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