注目のスタートアップ

いきものコレクションアプリ「Biome」を中心に生物多様性に特化した事業を展開する「バイオーム」が3.3億円調達

company

2023年4月20日、株式会社バイオームは、総額3億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

バイオームは、いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」、生物調査専用アプリ「BiomeSurvey」、生物多様性の可視化サービス「BiomeViewer」、生物DB・APIサービス「BiomeAPI」、データ解析サービス「Biome Analytics」、生物多様性関連イベント支援サービスなどを展開しています。

今回の資金は、「Biome」の大幅強化、企業・行政・団体・研究機関向けサービスの充実、海外展開を目的とした既存サービスの多言語対応や海外向け新規アプリのリリースなどに充当します。


生物多様性とは多種多様な生き物が豊かに存在していることを指します。

土地・海洋の利用、食用・飼育・素材を目的とした採取、気候変動、土地・海洋の汚染、外来生物などさまざまな理由により、本来保たれていたバランスが崩れ、生物多様性が失われます。

とくに産業の近代化は地球環境の大きな変化を生じさせました。これにより生物多様性は急速に失われていっており、世界は危機を覚えています。

生物多様性の喪失は資源の枯渇だけでなく、さまざまなデメリットをもたらします。

たとえば、生態系は土地・環境を調整・安定させる機能を持っています。もしこのバランスが崩れると、洪水や水不足などの災害が発生したり、害獣・害虫の大量発生なども起こる可能性があります。

ほかにも、生物・自然は人間の文化自体にも大きな影響を与えています。世界には、釣り、スキューバダイビングなどを趣味としている人も大勢います。また、宗教、芸術、習慣なども自然の影響を大きく受けています。

バイオームは、生物多様性の保全が利益につながる社会の実現を目指して事業を行っています。

SDGsによって消費者の意識が変わっているため、以前までとは違った市場が登場しています。いくつもブルーオーシャンがあると考えられるため、市場を分析することが重要です。「冊子版創業手帳」では、自社の強み・弱み、市場の機会・脅威を分析するフレームワークを掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Biome Biome Analytics BiomeAPI BiomeSurvey BiomeViewer いきものコレクションアプリ バイオーム 株式会社 生物 生物多様性 生物調査 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

食用コオロギの養殖事業などを展開する「CricketFarm」が7,300万円調達
2022年11月17日、株式会社CricketFarmは、株式投資型クラウドファンディングや協調融資により7,300万円の資金調達を実施したことを発表しました。 CricketFarmは、ゲノム編集を…
大手企業の決裁者とつながる顧客紹介サービス「セールスハブ」を運営する「Saleshub」が資金調達
2024年11月13日、株式会社Saleshubは、資金調達を実施したことを発表しました。 Saleshubは、成果報酬で大手企業の決裁者とつながる顧客紹介サービス「セールスハブ」を開発・運営していま…
コロナ時代の安心安全な次世代スポーツ施設を開発する「エアデジタル」が4,000万円調達
2022年3月2日、エアデジタル株式会社は、総額約4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 センサー、AR、プロジェクションマッピング技術を活用した、各種スポーツの体験型シミュレーション…
ネイリストに直接予約ができるアプリ提供の「ネイリー」が3億円調達
2020年11月25日、株式会社ネイリーは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ネイリストに直接予約ができるアプリ「Nailie(ネイリー)」を提供しています。 ネイリストが投稿したネ…
視覚障害者・眼疾患患者向けウェアラブルデバイスを開発・販売する「ViXion」が10億円調達
2022年8月10日、ViXion株式会社は、総額9億5,956万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ViXionは、視覚障害者・眼疾患患者向けウェアラブルデバイスを開発・販売しています。 2…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集