注目のスタートアップ

車両広告プラットフォーム「WithDrive」を提供する「Essen」と「GMOアドマーケティング」が資本業務提携

company

2023年3月31日、GMOアドマーケティング株式会社は、株式会社Essenと資本業務提携に関する契約を締結したことを発表しました。

Essenは、車両広告プラットフォーム「WithDrive」を提供しています。

自動車に広告ステッカーを貼って広告収入を得たいドライバーと、車両に広告を出稿したい広告主をつなげる広告プラットフォームです。

車両のリアルタイムのGPS情報と人流データの活用により広告の表示回数・効果の測定や、AIによる広告の設計・ターゲティングの最適化により広告主のROI向上に取り組んでいます。

GMOアドマーケティングは、GMOインターネットグループのGMOアドパートナーズ株式会社の連結会社で、アドテクノロジー事業、メディアセールス事業を展開しています。

今回の提携により、GMOアドマーケティングはこれまで培ってきた販売網・広告設計・販売におけるノウハウを活用した広告商品の共同開発・販売協力を行います。


屋外広告や交通広告など、生活者が家の外で接触する広告をOOH(Out Of Home)広告と呼びます

現在OOH広告は、テレビ広告やインターネット広告などと比べると主流な広告ではありません。

しかし近年は、インターネット広告において、競合が急激に増えている、ネット広告ではリーチできない層がいる、消費者に対するネット広告の印象がよくない、世界的なプライバシー保護の流れによりネット上でのターゲティングが難しくなっているなどの理由により、インターネット広告以外の広告媒体の注目が高まっています。

OOH広告は、ネット広告にはないさまざまな特徴・メリットがあることから、近年注目が高まっている媒体のひとつです。

OOH広告には、デジタルサイネージ、建設現場の囲い、ラッピングカー、看板、交通機関の広告などさまざまなものがあります。

アナログな印象が強い媒体ですが、たとえば、新宿東口の大型ビジョン「クロス新宿ビジョン」で放映された飛び出すように見える猫の映像は、視覚的にインパクトがある映像であるためSNSで拡散され、大きな話題を呼びました。これによりOOH広告は工夫次第でネット上でも大きな宣伝効果を発揮するものとして注目されています。

一方でOOH広告はアナログな広告であるため効果測定が難しいという課題があります。効果が明確でないためOOH広告に取り組みたいと考えている企業が二の足を踏んでしまうこともあります。

「WithDrive」は、自動車のスペースを貸してくれるドライバーと、そこに広告を出稿したい広告主をマッチングする広告プラットフォームです。テクノロジーを活用することで、効果測定が難しいオフライン広告の課題を解決することを目指しています。

プロダクトの販売のためにはPRやマーケティングが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、SNSやインターネットを活用したマーケティングのノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI OOH広告 ドライバー プラットフォーム 広告 株式会社 自動車 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

工場自動化プロジェクト管理SaaS「ROGEAR」運営の「ファースト・オートメーション」が1億円調達
2021年10月29日、株式会社ファースト・オートメーションは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 工場自動化プロジェクト管理SaaS「ROGEAR」の開発・運営や、工場自動化提案コ…
商用EVメーカー「HW ELECTRO」がヘルステック事業を展開する「メディロム」の子会社「MEDIROM MOTHER Labs」と事業提携に関する基本合意書を締結
2023年8月17日、HW ELECTRO株式会社は、株式会社メディロムの子会社であるMEDIROM MOTHER Labsと、事業提携に関する基本合意書を締結したことを発表しました。 HW ELEC…
「松竹」がNFTにより「推し活」を支援するWeb3スタートアップ「プレイシンク」に出資
2023年5月11日、松竹株式会社は、CVCである松竹ベンチャーズ株式会社が運営する「松竹ベンチャーズ1号投資事業組合」を通じ、株式会社プレイシンクに出資したことを発表しました。 プレイシンクは、NF…
プラスチック代替の新素材「LIMEX」開発・製造・販売の「TBM」が20.6億円調達
2020年11月24日、株式会社TBMは、総額約20億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 プラスチックの代替となる、石灰石などの無機物を主原料とした新素材「LIMEX」を開発・製造…
ブロックチェーン×OSSによる開発者収益化サービス「Dev」運営の「フレームダブルオー」が資金調達
2019年9月27日、フレームダブルオー株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ブロックチェーン×OSSによる開発者収益化サービス「Dev」を運営しています。 トークン・エコノミーを活用す…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集