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住宅建築の施工改善クラウド「QualiZ」を提供する「NEXT STAGE」が2億円調達

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2023年4月3日、株式会社NEXT STAGEは、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。

NEXT STAGEは、ヒンシツアナリティクスクラウド「QualiZ(クオリツ)」を提供しています。

住宅建築の施工現場で生じている不備の範囲・要因・工程・時期などをあらゆる角度から分析し、住宅事業者の施工に関する重点課題の抽出とその解決を支援するクラウドサービスです。

今回の資金は、「QualiZ」のユーザビリティの向上、さらなる機能追加などに充当します。


公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターの資料「住宅相談統計」によると、住宅トラブルに関する相談件数は右肩上がりで増えており、その相談の多くは住宅本体の不具合に関するものとなっています。

建築工事に瑕疵があった場合、請負人である施工業者は損害賠償や修補工事などの責任を負うことがあります。

この責任は期間が定められており、新築住宅の瑕疵は2年で、基本構造部分の瑕疵は10年間責任を負わなければなりません。

もちろん多くの事業者は保険に入っているため、施工に瑕疵があった場合でも費用面での損害はあまりないかもしれませんが、補修工事に人手が必要となる、顧客からの信頼を失ってしまうといった問題を生じさせるため、なるべく高い品質の施工を行うことが重要です。

とくに建設業界は人手不足が他業界よりも深刻となっていることから、補修工事に人手が取られていると、新たな案件を受注できないといった経営上の大きな問題につながるおそれもあります。

NEXT STAGEは、住宅建築における品質向上を支援し、こうした課題を解決するため、ヒンシツアナリティクスクラウド「QualiZ」を提供しています。

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カテゴリ 有望企業
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