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女性のためのコーディングブートキャンプを運営する「Ms.Engineer」が資金調達

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2023年3月23日、Ms.Engineer株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

Ms.Engineerは、女性のためのコーディングブートキャンプ「Ms.Engineer(ミズエンジニア)」を運営しています。

高難易度の授業と演習を短期間でくり返すエンジニア養成プログラム「コーディングブートキャンプ方式」により、未経験から最短6か月で即戦力となるソフトウェアエンジニアを育成する女性向けのサービスです。

女性のみの環境を提供することで、学習過程・実践におけるアンコンシャスバイアス(無意識の偏見・思い込み)を取り除き、受講生のポテンシャルを引き出すことを目指しているほか、女性の就労について構造的な課題を抱える日本において、女性ITエンジニアを輩出することで、女性の就労の問題、IT人材不足の問題解決への貢献を目指しています。

今回の資金は、デジタルリスキリングを行うプログラムのさらなる品質向上や、運営体制の基盤強化に充当します。


国内では、デジタル化の需要増やテクノロジーの高度化などにより、ITエンジニアの不足が大きな課題となっています。

経済産業省の「平成30年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(IT人材等育成支援のための調査分析事業)」によると、2018年時点ですでに22万人のIT人材が不足しており、2030年には最大で約79万人が不足すると予測されています。

このITエンジニアの不足を解決するには、プログラミングを学べるeラーニングやブートキャンプの充実、公教育でのIT教育、海外IT人材の活用などが必要です。

ところで、近年SDGsの推進により、世界的にジェンダー平等に向けた取り組みが進められています。

日本は他国と比べてジェンダーギャップ指数が大きく、とくに「政治」「経済」において順位が低いことが課題となっています。

経済分野においては、女性の72%が労働力であるものの、非正規雇用として働く女性の割合は男性の約2倍存在しており、さらに管理職において女性の割合も大幅に低くなっています。

Ms.Engineerは、ITエンジニア不足と女性の就労の課題について、女性エンジニアの輩出を通じて貢献していくことを目指しています。

シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」には、女性起業家に特化した「創業手帳woman」もあります。女性起業家の方々のインタビューや、女性起業家だからこそ使える助成金など、役立つノウハウを掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
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