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2023年3月22日ライブ配信で商品の魅力を伝えるクラウドファンディングプラットフォームを運営する「カウメル」が1億円調達

2023年3月21日、株式会社カウメルは、約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。
カウメルは、ライブ配信(ライブコマース)で商品の魅力を伝えるクラウドファンディングプラットフォーム「カウメル」を運営しています。
商品の信頼性が生まれるライブコマースを活用した新商品の訴求により、従来のクラウドファンディングにおけるWebページ作成やプロモーションの課題を解決します。
第一線で活躍するプロのライバーと提携しており、クライアントの要望に沿ったライバーを手配し、ライブコマースを行っています。
今回の資金は、人件費、開発費、広告費などに充当し、サービスの質の向上、認知度拡大を目指します。
一般社団法人 日本クラウドファンディング協会「クラウドファンディング市場調査報告書」(2021年7月9日)によると、購入型クラウドファンディングの市場規模は、2019年に169億円だったものが、2020年には501億円と大幅に成長しています。
購入型クラウドファンディングとは、作りたいプロダクト・サービスを提示し、それを求める人から資金を調達し、その資金でプロジェクトを進め、見返りとしてプロダクト・サービスを渡す形式のクラウドファンディングです。
モノの購入により企業の挑戦を応援できる仕組みであることから、応援購入と呼ばれることもあります。
購入型クラウドファンディングは、個人や小さい企業でも資金を調達できる、元手がいらないためリスクが低い、ニッチなプロダクトでも資金調達できる可能性がある、新しいプロダクトやアイデアのテストマーケティングの場として活用できるなどのメリットがあります。
一方、購入型クラウドファンディングでプロジェクトを成功させるには、プロジェクトに賛同してくれる人を増やすことが必要であり、そのためのWebページの作成やPR・マーケティングの実施が重要となります。
こうした施策はコストと時間がかかることが購入型クラウドファンディングの課題となっており、カウメルは、その部分をライブコマースが担うことで課題解決を目指しています。
ライブコマースとは、中国で急速に成長している、SNSのライブ配信機能などを利用し、インフルエンサーが生配信で商品を紹介・販売する新たなECの形です。
視聴者がコメントでき、紹介を行っている者がリアルタイムで答えるという双方向性が大きな特徴です。
商品の特徴など消費者が知りたいことを、信頼できる情報を発信するインフルエンサーから聞けるため、商品への信頼性が高まるという傾向にあります。
企業やプロダクトの成長のためには、クラウドファンディングなどによる資金調達が重要です。累計200万部を発行する起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、クラウドファンディングを成功させるためのノウハウについて詳しく解説しています。
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