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「フューチャーベンチャーキャピタル」がシニア向けオンライン会話サービスを提供する「nabe」に出資

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2023年3月16日、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社は、長野県と連携し、県内金融機関等と共同で設立した信州スタートアップ・承継支援投資事業有限責任組合「信州SSファンド」より、株式会社nabeに投資を実行したことを発表しました。

nabeは、シニア向けオンライン会話サービス「nabetomo(ナベトモ)」を提供しています。

「nabetomo」は、専門的なトレーニングを受けた会話パートナーとのオンライン会話により、会話を通じた脳の活性化にアプローチするシニア向けサービスです。

また、会話だけでなく、会話を通じて得られた健康状態などに関するレポートも提供しています。

2023年1月20日に開催された「第11回信州ベンチャーサミットソーシャルビジネス部門」でグランプリを受賞しています。


会話は脳のさまざまな部分を利用し、これにより脳の働きが活性化されることがわかっています。

さらに人とのつながりを生むため、会話は認知症予防に効果があるとされており、会話と認知症の関係を調べた研究も数多くあります。

一方、多くの高齢者は入院や介護施設への入所よりも、住み慣れた自宅での医療・看護・介護を受けることを望んでいるというデータがあり、今後もその数が伸びていくと予測されます。

さらに、高齢者層では独居率の上昇が著しく、65歳以上の男性では2015年の14.0%から2040年の20.8%に、75歳以上は12.8%から18.4%への上昇が予測されています。また、女性についても65歳以上では2015年の21.8%から2040年の24.5%まで上昇が予測されています。

こうしたことから孤独になり、会話が少なくなってしまう高齢者が増加することが予想されます。

こうした背景から、nabeは、人とのつながりを必要とする高齢者に向け、オンライン会話サービス「nabetomo」を提供しています。

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カテゴリ 有望企業
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