注目のスタートアップ

アスリートとビデオ通話(ライブチャット)できるサービスを開発する「Back Dooor」が4,000万円調達

company

2023年3月10日、Back Dooor株式会社は、総額4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Back Dooorは、スポーツ選手とファンがライブストリーミングを使用して会話ができるサービス「Back Dooor」を開発しています。

ファンとのつながりの強化や、選手を支えるコミュニティの形成を支援し、さらに広告収益を還元することでスポーツ選手に新たな収入源を提供するサービスです。

今後、国内だけでなく海外への早期進出を目指し、エンジニア・グローバル人材の採用を強化していきます。


スポーツビジネスの収益は、ファン・視聴者からのコンテンツの対価(チケット・グッズ・視聴料など)と、広告主からの広告費が主となっています。

コロナ禍では試合の開催が困難となり、新たな収益構造の確立が必要となりました。

また、地方のスポーツチームやマイナーなスポーツは、既存の収益構造でも資金的に余裕がないといった課題を抱えています。

さらにこうした金銭的な問題だけでなく、スポーツ選手は生涯にわたって現役選手として生きていくことはほぼ不可能であり、引退後のキャリアのことも考えなくてはなりません。

たとえば、NPB(日本野球機構)が発表した「2020年戦力外・現役引退選手の進路」によると、野球関係が76%、野球関係以外が13.5%、未定・不明が10.5%と、かなりの割合が野球関係となっており、国内においてもっとも有名なプロリーグであるプロ野球においてもキャリアに多様性がないことがわかります。

そのため、こうしたスポーツビジネスやスポーツ選手の課題を解決するサービスが必要とされています。

Back Dooorは、現役選手とファンをライブチャットでつなぐことで、ファンの熱量の最大化やコミュニティの形成を支援し、新たな収益源を提供することで、スポーツビジネスにおける課題解決を目指しています。

プロダクトの販売や改善のためにはファンの獲得が重要であるという考え方が浸透してきたことから、ファンコミュニティの運営は、企業のコミュニティ運営やブランド形成などの領域への活用も進んでいます。「冊子版創業手帳」では、創業期のネットを活用したPRノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Back Dooor アスリート コミュニティ ストリーミング スポーツ選手 チャット つながり ビデオ通話 ファン ライブ 会話 株式会社 資金調達 選手
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

医療機関向けスマートフォンサービス「日病モバイル」を開発・提供する「フロンティア・フィールド」が39億円調達
2023年7月4日、株式会社フロンティア・フィールドは、総額39億円の資金調達を実施したことを発表しました。 フロンティア・フィールドは、医療機関向けスマートフォンサービス「日病モバイル」を開発・提供…
おもちゃのサブスクリプション・レンタル・サービス「トイサブ!」運営の「トラーナ」が1億円調達
2020年12月7日、株式会社トラーナは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 0歳3カ月〜満6歳の乳幼児向け知育玩具・おもちゃのサブスクリプション・レンタル・サービス「トイサブ!」を…
ニュース・アプリ運営の「スマートニュース」が米国事業の加速のために31億円調達
2019年8月5日、スマートニュース株式会社は、総額31億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、日本郵政キャピタルなどです。 スマートフォン・タブレット向けニュース・アプリ「Smart…
AI映像対話システム「Talk With」開発・提供の「シルバコンパス」が1億円調達
2022年5月31日、株式会社シルバコンパスは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 シルバコンパスは、AI映像対話システム「Talk With」を開発・提供しています。 AIと映像を組…
成果報酬型の訪日外国人送客サービス提供の「NIPPON Passport」が2億円調達
2020年2月14日、NIPPON Passport株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 成果報酬型の訪日外国人送客サービス「NP パス」を提供しています。 旅マエ・旅ナカの…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集