注目のスタートアップ

体験型セレクトショップ「canme」を運営する「テックアット」とECカートシステム「楽楽B2B」などを提供する「ネットショップ支援室」が資本業務提携

company

2023年3月9日、株式会社ネットショップ支援室は、株式会社テックアットと、資本業務提携したことを発表しました。

テックアットは、“女性の好き”が集まる体験型セレクトショップ「canme(キャンミー)」(旧:newme)を運営しています。

中国・韓国を中心とした海外ブランドやネットで話題のアイテムなど(美容グッズ・アパレル・雑貨・アクセサリー・食品など)、女性向けの商品を無料で体験できるセレクトショップです。

2023年3月現在、福岡天神店・新宿マルイ店・有楽町マルイ店・イオンモール大阪ドームシティ店・イオンモール茨木店の5店舗を展開しています。

ネットショップ支援室は、BtoB ECカートシステム「楽楽B2B」、リピート通販向けカートシステム「楽楽リピート」、ECサイト一元管理システム「アシスト店長」などを展開しています。

今回の提携により、D2Cブランドのオンライン・オフライン双方での売上拡大を推進します。

具体的には、「canme」やイベントへの出展、SNS運用、ECサイト構築・運用、CRM施策など、さまざまな戦略・設計・認知・集客・購買継続までをオールインワンで支援する体制を強化します。


近年、D2C(Direct to Consumer)というビジネスモデルが注目されており、大きな成長を実現したスタートアップも複数誕生しています。

D2Cとは、自社で企画・製造した商品をECサイトを介して直接ユーザーに届けるビジネスモデルです。

HP・SNS・商品パッケージや付属の紙媒体などを通じて、商品や自社の思想を顧客に伝え、世界観やこだわりを差別化のひとつとしているブランドが多いことが特徴的です。

直接ユーザーに届けるモデルであるため、中間コストを削減でき、その分高品質なプロダクトを安く提供できるというメリットもあります。

D2Cはインターネットでの販売を基本としており、自社ECを持つブランドが多くなっています。自社ECを持つ理由としては、ブランド・世界観を表現しやすいこと、顧客データを収集・分析するため、ECモールへの手数料を削減するためなどが挙げられます。

一方で、D2Cはマーケティングの予算の問題などから、充分に顧客を開拓できないといった課題を抱えることがあります。

近年はより多くの顧客に訴求するため、百貨店などに期間限定のポップアップストアを出店し、商品・サービスを実際に体験してもらうといったオフラインを活用したマーケティングに取り組むD2Cブランドも増えてきています。

テックアットは、こうしたD2Cブランドの商品や、中国・韓国ブランドの商品を取り扱う体験型セレクトショップ「canme」を運営し、さまざまなブランドの売上拡大、顧客開拓を支援しています。

プロダクトの販売のためにはPRやマーケティングが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、SNSやインターネットを活用したマーケティングのノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ canme D2C EC newme キャンミー コスメ セレクトショップ テックアット ニューミー ネットショップ支援室 中国 体験 体験型 化粧品 女性 株式会社 美容 資本業務提携 通販
創業手帳woman
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

肝疾患治療用細胞シートの実用化を目指す「カノンキュア」がサイバニスク技術の「サイバーダイングループ」と資本業務提携
2021年8月5日、カノンキュア株式会社は、CYBERDYNE株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 また、CYBERDYNEの子会社であるCEJキャピタル株式会社が運用するサイバ…
越境EC支援サービス「WorldShopping BIZ」提供の「ジグザグ」が3億円調達
2020年7月14日、株式会社ジグザグは、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 世界125ヶ国に向けた越境EC支援サービス「WorldShopping BIZ」を提供しています。 海外…
車両の最適配置アルゴリズムを開発・運用する「Pathfinder」が1.1億円調達
2023年12月27日、Pathfinder株式会社は、総額1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Pathfinderは、長距離片道レンタカー「カタレン」を事業基盤に、車両の配置…
建築業界向け工程管理ツール「Back Cast」を開発する「Back Cast .Design」が資金調達
2025年7月28日、株式会社Back Cast .Designは、資金調達を発表しました。 Back Cast .Designは、建築業界向け工程管理ツール「Back Cast」を開発しています。 …
完全自動運転の開発に取り組む「Turing」が10億円調達
2024年12月25日、Turing株式会社は、総額10億2000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 これにより、プレシリーズAラウンドの調達金額は総額55.58億円となります。 Turin…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集