注目のスタートアップ

次世代型のドアツードア送迎サービスを展開する「NearMe」が13億円調達

company

2023年3月8日、株式会社NearMeは、総額約13億円の資金調達を実施したことを発表しました。

NearMeは、ドアツードアの送迎において、独自AIを活用して運行や乗客の相乗りを最大化することで移動コストを下げ、スムーズな移動体験を提供する「スマートシャトル」サービスを展開しています。

2023年3月現在、自宅・ホテルと空港をつなぐ「nearMe.Airport(ニアミー エアポート)」、地域内の移動を促進する「nearMe.Town(ニアミー タウン)」、自宅とゴルフ場をつなぐ「nearMe.Golf(ニアミー ゴルフ)」、自宅と学校をつなぐ「nearMe.School(ニアミー スクール)」、空港職員をはじめ、通勤する人向けの送迎サービス「nearMe.Commute(ニアミー コミュート)」を展開しています。

今回の資金は、「nearMe.Airport」を中心としたスマートシャトル事業の認知拡大・利用拡大のためのマーケティングなどに充当します。


交通インフラのひとつとして定着しているタクシーは、自宅やホテルなどに呼び、そこから動くことなく目的地まで移動することができる、ドアツードアという特徴を持つ交通サービスです。

タクシーは電車・バスなどの公共交通と比べて費用はかかりますが、1人で移動させることが難しい荷物がある、公共交通機関がない場所に向かう、怪我などで歩くことが難しいといったシーンで利用されています。

一方でタクシーは、「流し」という、街中を走りながら乗客を探す営業を行うドライバーが多く、全走行距離のうち顧客を乗せて走行しているのは平均40〜60%程度であるといわれています。

乗客が乗車していない間は何も運んでいないるため、非効率的な状態であるといえます。

また、一度に定員である4人を乗せることもあまりなく、乗客を運んでいたとしても、空間的な損失が発生しています。

ニアミーはタクシーのこの非効率・損失に目をつけ、独自のAIを活用し運行の効率化・相乗りによる輸送効率の最大化を実現する「スマートシャトル」を展開しています。

ビジネスを成長させるには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、クラウドファンディングを成功させる方法など、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ MaaS NearMe nearMe.Airport nearMe.Commute nearMe.Golf nearMe.School nearMe.Town スマートシャトル タクシー 交通 交通インフラ 株式会社 移動 空港 資金調達 送迎
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

テレビ視聴の注視データを取得する「REVISIO」が5.4億円調達
2023年1月11日、REVISIO株式会社は、総額5億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 REVISIOは、家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、視聴者のテレビの視聴態度を計…
コレクティブNFTを用いたアイドルアニメ制作プロジェクト「METAIDOL」を展開する「エヌエフティアーツ」が「エディア」と資本業務提携
2022年10月14日、エヌエフティアーツ株式会社は、株式会社エディアと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 エヌエフティアーツは、スマートフォン向けリズムゲーム『アイドルコネクト』や、V…
AIデータプラットフォームを提供する「FastLabel」が4.6億円調達
2022年8月10日、FastLabel株式会社は、総額4億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 FastLabelは、AIデータプラットフォーム「FastLabel」を提供していま…
高機能性ペプチドDRPを用いた創薬を展開する「Veneno Technologies」が2億円調達
2022年1月25日、Veneno Technologies株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 高機能性ペプチドDRPを用いた創薬を中心に事業を展開しています。 DRP分子…
「スマート家族信託」などを提供する「トリニティ・テクノロジー」が「ブロードマインド」と業務提携
2023年6月1日、トリニティ・テクノロジー株式会社は、ブロードマインド株式会社と、業務提携を締結したことを発表しました。 トリニティ・テクノロジーは、家族信託サービス「スマート家族信託」、家族信託・…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集