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アスタチン(At-211)創薬の社会実装を目指す「アルファフュージョン」が4.5億円調達

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2023年3月7日、アルファフュージョン株式会社は、総額4億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

アルファフュージョンは、大阪大学及び科学技術振興機構(JST)産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA QiSS)の成果にもとづいた、アスタチン(At-211)の社会実装を目指すベンチャー企業です。

アスタチン(At-211)創薬プラットフォームの世界のリーディングカンパニーとして、アスタチンの特性を活かした複数の新規抗がん剤を創出することを目指しています。

今回の資金は、さらなる研究開発の推進、体制の強化などに充当します。


アスタチン(At)とは、元素番号85の元素です。

同位体であるアスタチン211は細胞殺傷性の高エネルギーのα線を放出します。

このアスタチン211のα線を用い、がん細胞を選択的に攻撃するという新たながん治療として「標的α線核医学治療(Targeted Alpha Therapy:TAT)」が世界で注目を集めています。

これまでがんに対する放射線内部照射による核医学治療は、β線を利用するのが一般的でしたが、α線はβ線よりもエネルギーが高く、飛翔距離も短いことから、がんに対して高い殺傷能力を持ちながら、正常な細胞への影響が小さいという特徴があります。

アルファフュージョンは、この標的α線核医学治療の社会実装を目指して研究開発を推進しています。

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カテゴリ 有望企業
関連タグ At-211 Targeted Alpha Therapy TAT アスタチン 創薬 大阪大学 株式会社 標的α線核医学治療 資金調達
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