注目のスタートアップ

空き家・遊休不動産を利活用するプロジェクトを展開する「エンジョイワークス」が全国各地で地方創生やまちづくりに携わる企業と資本業務提携を締結

company

2023年2月21日、株式会社エンジョイワークスは、静岡県三島市を拠点とする加和太建設株式会社をはじめとする全国各地で地方創生やまちづくりに携わる有力企業と資本業務提携を締結したことを発表しました。

エンジョイワークスは、全国各地で、地域住民、地場企業、地域金融機関、自治体などと連携し、さまざまな空き家・遊休不動産の利活用プロジェクトを展開しています。

このプロジェクトでは、エンジョイワークスが募集運営する共感投資ファンドを活用し、多様な人びとから出資を募り、物件の利活用に必要な資金を調達しています。

他には、神奈川県の湘南エリアを中心に、連続した敷地の一部をシェアして暮らす宅地分譲プロジェクト「エンジョイヴィレッジ」事業を運営し、近年は全国の地方ゼネコン・地方デベロッパーなどと連携し、全国へと事業を展開しています。

今回の提携により、地域に密着した地方創生・地域活性化の取り組みを加速させます。


国内では少子高齢化と東京一極集中が大きな課題となっています。地方では首都圏への若年層の流出が激しく、税収の減少や人口減少が加速しています。

地方の過疎化が進むと地域社会の生産機能や環境が低下し、それに伴い住人の生活も維持できなくなっていきます。

そこで、少子高齢化に対応し、地方の人口減少に歯止めをかけることを目的とした地方創生が推進され、さまざまな取り組みが実施されています。

そのひとつとして空き家や遊休不動産の利活用があります。

国内では人口減少や高齢化の進展により、空き家の数が増加しています。

総務省「平成30年住宅・土地統計調査」によると、空き家は848万9,000戸(総住宅数の13.6%)であり、2013年から約30万戸増加しています。

空き家を放置すると、老朽化による倒壊、景観の悪化、放火による火災、雪や台風など自然災害による倒壊、落雪などの問題が生じます。

一方で、古い家屋などは歴史的な価値があるため、近年はこうした不動産をまちづくりのひとつの要素として活用し、地域活性化につなげていく取り組みが増えています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業などとの提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ プロジェクト まちづくり 不動産 利活用 地域活性化 地方創生 株式会社 空き家 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

レベル4自動運転トラックによる幹線輸送の実現を目指す「T2」が50億円調達
2025年8月18日、株式会社T2は、総額50億円の資金調達を発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は110億円を超えました。 T2は、ドライバーの乗車を必要としないレベル4自動運転トラック…
子ども向けオンライン英会話スクールやオンラインダンススクールを運営する「ハグカム」が資金調達
2022年6月1日、株式会社ハグカムは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社旺文社ベンチャーズと、SOLIZE株式会社です。 子ども向けオンライン英会話スクール「GLOBAL C…
Web3事業をマーケティングの観点から支援する「Pacific Meta」が暗号資産のウェルスマネジメント事業を展開する「HYPERITHM」から資金調達
2023年6月16日、株式会社Pacific Metaは、株式会社HYPERITHMから資金調達を実施したことを発表しました。 Pacific Metaは、Web3領域で挑戦する国内外の事業やプロジェ…
料理人専用キャリア支援SNS「CHEFLINK」などを運営する「シェアダイン」が21億円調達
2025年8月27日、株式会社シェアダインは、総額21億円の資金調達を発表しました。 シェアダインは、料理人専用キャリア支援SNS「CHEFLINK(シェフリンク)」や、出張シェフサービス「シェアダイ…
保育施設向けICT・IoTサービス「ルクミー」展開の「ユニファ」が40億円調達
2021年6月2日、ユニファ株式会社は、総額40億円の資金調達を実施したことを発表しました。 保育施設向けICT・IoTサービス「ルクミー」シリーズを展開しています。 「ルクミー」シリーズは、ICT・…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集