注目のスタートアップ

化学産業特化の環境配慮型生産/在庫管理・受発注システム「Sotas工程管理」などを提供する「Sotas」が5,300万円調達

company

2023年2月15日、Sotas株式会社は、総額5,300万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Sotasは、化学産業に特化した環境配慮型の生産/在庫管理・受発注システム「Sotas工程管理」や、化学産業データベース「Sotasデータベース」を提供しています。

「Sotas工程管理」は、化学産業に属する中小製造業向けの生産/在庫管理・受発注システムです。

カンバン方式で生産ラインの状況を共有/更新できるほか、ガントチャートへの切り替えも可能です(近日実装予定)。

chemSHERPAをはじめとした化学法規対応に特化した機能や、電子帳簿保存法、インボイス制度に対応しています。

また、2023年5月には、環境対応として工程管理のプロセスで製品ごとのGreenhouse Gasを取得する機能を搭載する予定です。

さらに、化学産業データベース「Sotasデータベース」に情報を自動連携するため、入力の手間なく新規取引先の開拓を行うことができます。

今回の資金は、「Sotas工程管理」「Sotasデータベース」の導入推進、海外展開のための準備、人材採用に充当します。


化学メーカーは、さまざまな製品の素材・原料となるものや、一般的に最終製品と呼ばれるものなどさまざまなものを製造し、産業全体のイノベーションを支えています。

化学産業は、公害が大きな社会問題となった過去があり、さらに製品や製造の過程で生じる物質が環境負荷の高いものであることも多く、各国で厳しい規制が敷かれています。

さらにSDGsの推進により、全産業において環境負荷の低い取り組みが推進されており、化学産業においても自主的な取り組みを行う企業が増えてきています。

また、国内のCO2排出量のうち、産業部門のCO2排出は35%で、そのうち約15%を化学産業が占めています。化学産業は産業としてもCO2排出量が多いことから、今後さらに環境対策が重要になっていくと考えられます。

一方、化学産業に携わる中小企業においては、資金力のなさなどから環境対策まで手を回すことができないでいるケースが散見されます。

Sotasはこの課題を解決するため、中小企業向けに、デジタル化によって業務効率化と環境負荷低減を図るプロダクトを提供しています。

事業のさらなる成長のためには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ発行累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Sotas Sotasデータベース Sotas工程管理 システム データベース 中小製造業 化学 受発注 在庫管理 工程管理 株式会社 環境 生産 産業 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

SNS営業自動化の「チャットブック」が1億円調達
2019年12月17日、株式会社チャットブックは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 SNS営業を自動化してくれる顧客獲得システム「ChatBook」を運営しています。 国内外有数のC…
廃漁網のアップサイクルにより新たな製品を開発する「amu」が資金調達
2023年8月1日、amu株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社ANOBAKAです。 amuは、廃漁網をはじめとする廃漁具に新しい価値を付加するアップリサイクル製品を開…
チケット販売システムを構築できるシステムを提供する「ECBOスクエア」が4.6億円調達
2021年12月6日、株式会社ECBOスクエアは、総額4億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 チケット管理システム「tDC 票券」、在庫連携データベース「tDC 在庫共有」、Web…
リアルメタバースプラットフォーム「STYLY」を展開する「Psychic VR Lab」が5億円調達
2023年3月31日、株式会社Psychic VR Labは、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Psychic VR Labは、リアルメタバースプラットフォーム「STYLY」や、「S…
東京アート・シーンを伝える「アートビート」がアート×ブロックチェーンの「スタートバーン」のグループ会社に
スタートバーン株式会社は、株式会社アートビートをグループに迎えたことを発表しました。 スタートバーンは、ブロックチェーン技術を活用し、アート作品の証明書や来歴管理など、流通を支えるインフラの構築を行っ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集