注目のスタートアップ

白血病の再発を早期発見する高精度モニタリング検査システム「MyRD」を提供する「Liquid Mine」が1億円調達

company

2023年2月1日、株式会社Liquid Mineは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

Liquid Mineは、白血病の再発を早期に発見する高精度なモニタリング検査システム「MyRD」を提供しています。

「MyRD」は、最先端の遺伝子解析技術を用いた白血病の再発モニタリング検査システムです。

骨髄生検により採取した骨髄液から患者ごとの白血病の原因となる遺伝子変異を突き止め、それを検出する検査薬を個別に作成し、その薬によって患者の血液中の白血病細胞の量をモニタリングすることで、白血病細胞再発の早期発見を実現します。

今回の資金は、「MyRD」のさらなる研究開発、有効性の検証の推進に充当します。


血液のがんといわれる白血病はかつて不治の病とされていましたが、研究の進んだ現在では治る可能性の高い病気になりつつあります。

一方、白血病は治療をしても白血病細胞が完全になくなるわけではなく、完全寛解後も残った白血病細胞が増殖し再発するというリスクが高いことが課題となっています。

たとえば、急性白血病の場合は完全寛解後3〜5年以内に起こることが多く、さらには再発後には以前用いていた化学療法を適用できなくなってしまい、以前とは異なる化学療法や造血幹細胞移植を行う必要が生じます。

Liquid Mineの「MyRD」は、白血病の再発を早期発見するモニタリング検査システムです。

白血病の治療時などに採取した骨髄液から患者ごとにテーラーメイドで検査薬を作り、血液中の⽩⾎病細胞の増減や再発を正確に把握する検査システムです。

血液検査で採取した血液を調べることで再発のモニタリングが可能であるため、患者への身体的・心理的負担を軽減できます。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Liquid Mine MyRD ゲノム モニタリング 再発 医療 技術 株式会社 検査 白血病 研究開発 細胞 血液 解析 資金調達 遺伝子 遺伝子解析
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

家族信託の財産管理サービス「スマート家族信託」提供の「トリニティ・テクノロジー」が6.1億円調達
2021年11月10日、トリニティ・テクノロジー株式会社は、総額約6億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 信託したお⾦や資産をスマホ・タブレット内のアプリで管理することができる家族…
購入型クラウドファンディングなどを展開する「CAMPFIRE」が10.6億円調達
2023年3月1日、株式会社CAMPFIREは、総額10億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 CAMPFIREは、購入型クラウドファンディング「CAMPFIRE」や、ソーシャルグッ…
月額定額制のシステム開発サービス「PROTO DIVER」 スタートアップ応援キャンペーンを開始
2020年12月2日、株式会社マイムは、「PROTO DIVER」でスタートアップ応援キャンペーンを開始したことを発表しました。 「PROTO DIVER」は、月額10万円からの定額制システム開発サー…
AIによる契約書チェック・サービス「AI-CON」提供の「GVA TECH」が3億円調達
2020年6月29日、GVA TECH株式会社は、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 AIによる契約書チェック・サービス「AI-CON」や、エンタープライズ向けの「AI-CON Pr…
フリースクールや通信制サポート校を運営する「無花果」が資金調達
2023年7月10日、無花果株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 無花果株式会社として通信制サポート校(学習等支援施設)「無花果高等学園」の運営や、教員研修システム開発を手がけるほか、N…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集