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2023年1月31日ブロックチェーンゲームプラットフォーマー「YGG Japan」が4億円調達

2023年1月30日、株式会社ForNは、パートナーシップを締結するブロックチェーンゲームプラットフォーマーであるYGG Japanが、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。
引受先は、株式会社スクウェア・エニックス、株式会社セガ、グリー株式会社など18社です。
YGG Japanは、ブロックチェーンゲームプラットフォーム「GabeeTown」を運営しています。
厳選された国内外のブロックチェーンゲーム(Web3ゲーム)の情報を取り扱う、ブロックチェーンゲーム特化プラットフォームです。
プラットフォームの中から「職業ゲーマー」を輩出することを目指しています。
ForNは、YGG Japanと独占的パートナーシップを締結しています。
ソーシャルゲームやビデオゲームでは、ゲームをプレイすることでゲーム内の通貨を稼いだり、それによってゲーム内アイテムなどを購入したりできます。
また、ソーシャルゲームでは現実の通貨を利用してガチャを引いてアイテムを獲得しますが、一方でそれを現実の通貨に戻す、つまりアイテムを売って現実の通貨を手に入れることはできません。
これはゲームにおいては不正などを完璧に防ぐことはできず、さらにゲーム内において入手したアイテムなどはゲームのサービス終了などによってデータが消失してしまうことから、ゲーム内のアイテムのモノとしての価値を担保できないためです。
一方で、オンラインゲームなどでは昔からRMT(リアルマネートレード)と呼ばれる、アカウントを売買する非公式のサービス(一部ゲームタイトルでは容認)があり、これを利用しているユーザーも一定数存在しています。
RMTは詐欺などのトラブルが発生する可能性があることや、ハッキングなど不正な手段で入手したアカウントが売買されている可能性がある、ゲームの運営の利益にならないといった課題を抱えています。
ブロックチェーンはオンラインゲームやソーシャルゲームにおけるこれらの課題を解決できると注目されています。
ブロックチェーンを利用したゲーム(ブロックチェーンゲーム)では、ゲームをプレイすることでゲーム内でアイテムを獲得し、それを売って暗号資産を得ることができます。これをPlay to Earn(遊んで稼ぐ)といいます。
一方、現在ブロックチェーンゲームは投機的な市場となっており、人気のブロックチェーンゲームでは、ゲームを開始するために高額なアイテム(NFT)を購入する必要があったり、詐欺的な情報が出回っているなど、新規プレイヤーにとってはハードルの高いものになってしまっています。
YGG Japanは、この課題を解決するため、ブロックチェーンゲームに関して信頼できる情報を発信するプラットフォーム「GabeeTown」を運営しています。
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