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ストレス可視化サービス「マインドスケール」を提供する「Yume Cloud Japan」が5,000万円調達

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2022年12月27日、株式会社Yume Cloud Japanは、総額約5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Yume Cloud Japanは、ストレス可視化サービス「マインドスケール」を開発・提供しています。

自己申告だけでなく、バイタルデータ(脳波・感情・声)との関連性からストレスの原因を科学的に分析するサービスです。

さらに専門のカウンセラーによってカウンセリングを行い、それぞれのこころの状態に合わせた改善プログラムを提供します。

またその改善プログラムの効果をモニタリングすることで、こころの健康を維持することが可能となります。

今回の資金は、BtoB市場におけるさらなる導入拡大、BtoB・BtoBtoC市場での運用やデータ分析に充当します。

従来の産業界の価値観では健康管理は従業員個人の責任であると考えられていました。

しかし劣悪な労働環境やパワハラなどによって労働者の自殺が増加し、社会問題としてマスメディアなどに取り上げられることが増え、企業の社会的責任について問われるようになりました。

こうした背景から企業においても健康管理は企業の責任でもあると考えられるようになってきています。

一方、厚生労働省の「平成30年版厚生労働白書」によると、2017年においてこころの病気の患者数は約300万人となっています。

さらに新型コロナウイルス感染症の流行により、国内では鬱病の患者が倍増したとの報告もあります。

メンタルヘルスの不調は目に見えないため気づきにくく、本人でも把握できないこともよくあります。

そのため企業では従業員のメンタルヘルスについて把握し、改善に向けた取り組みを行うことが求められています。

2015年12月からは労働者50人以上の職場ではストレスチェックが義務化されていますが、このストレスチェックは自己申告式のものであり、その頻度も年に1度というものがほとんどであることから、正確でリアルタイムなストレスの把握ができないことが課題となっています。

Yume Cloud Japanはこの課題を解決するため、ストレス可視化サービス「マインドスケール」を提供しています。

心身の状態は仕事をするために重要です。また、人を雇う場合、自分だけではなく従業員の状態も管理しなくてはなりません。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「オフィス移転手帳」では、ストレスチェック実施のノウハウについて詳しく解説しています。

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カテゴリ 有望企業
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