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AI翻訳機を展開する「ポケトーク」が7億円調達

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2022年12月22日、ポケトーク株式会社は、総額7億円の資金調達を実施したことを発表しました。

直近では、2022年11月14日に総額16億円の資金調達を発表しています。

ポケトークは、AI通訳機「ポケトーク」や、AI通訳アプリ「ポケトーク」、リモート会議字幕翻訳サービス「ポケトーク字幕」などを展開しています。

「ポケトーク」は、ボタンを押して話しかけることで翻訳を音声で返すデバイスです。

2022年12月現在、ベーシックな機能を備えた「ポケトークW」、カメラ翻訳・AI会話レッスン機能を備えたハイエンドモデル「ポケトークS」「ポケトークS Plus」を販売しています。

2022年10月には、「ポケトーク字幕」の機能を大幅に進化させた翻訳サービス「ポケトーク同時通訳」を発表しています。

「ポケトーク同時通訳」は、相手が話す英語を70言語の音声と字幕でリアルタイムに理解できるサービスです。今冬の提供開始を予定しています。

今回の資金は、さらなるグローバル展開の加速、新製品の開発、人員体制の強化、広告・宣伝・マーケティング・販売活動の強化などに充当します。

一昔前の自動翻訳・機械翻訳は精度の問題によりビジネスなどで使うには難がありました。

しかし現在ではAI技術の進展により、自動翻訳の精度が大幅に向上し、幅広い領域で活用されるようになっています。

デスクワークを中心としたビジネスではテキストベースで物事が進むことが多いため、その際にはGoogle翻訳やDeepLなど、テキストからテキストへと翻訳する機械翻訳サービスが活躍します。

一方、実店舗における接客などでは、テキストベースの翻訳ツールは使い勝手があまりよくありません。

そこで登場したのが、音声言語を翻訳するサービスや専用のデバイスです。

「ポケトーク」はこの音声翻訳デバイスとして2017年に発売を開始したものです。訪日観光客に対応するための実用的なツールのひとつとして観光業界で注目され、その後さまざまな領域へと広がっています。

自動翻訳技術は、コロナ禍においては、Web会議において音声を翻訳するサービスとして活用されるなど、オフライン・オンラインにおいて便利な道具・技術として利用が拡大しています。

国内では2022年10月11日から入国者数の上限の撤廃や外国人観光客の個人旅行が解禁され、今後さまざまなシーンにおいて外国人と接する機会が多くなることが想定されており、翻訳ツールや翻訳デバイスの市場拡大も予測されます。

海外市場に参入できれば大きな利益を見込めます。以前は言語の壁が大きなハードルとなっていましたが、近年は高精度な機械翻訳や海外展開を支援するサービスも充実してきているため、海外展開がしやすい環境が整っています。「冊子版創業手帳」では、海外展開のはじめ方やJETRO(日本貿易振興機構)の活用法などについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
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