注目のスタートアップ

モバイルオンラインゲーム事業を展開する「gumi」が70億円調達

company

2022年12月22日、株式会社gumiは、SBIホールディングス株式会社、および、株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスと資本業務提携契約を締結し、第三者割当増資にて総額70億円の普通株式を発行することを2022年12月22日に決議したことを発表しました。

また、払込日は2023年1月11日を予定しています。払込日において自己株式も消却されます。

gumiは、自社オリジナル、他社IPを活用したモバイルゲームの開発・運用を行うモバイルオンラインゲーム事業、ブロックチェーンやXRなどの新たなテクノロジーを活用したコンテンツ開発や有力企業への投資を行うメタバース事業を展開しています。

メタバース事業においては、NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)である『ブレイブ フロンティア ヒーローズ』の配信などを行っています。

今後さらに本格的なブロックチェーンゲームを開発・配信していく計画です。

今回の資金調達により、強固な財務基盤を構築するとともに、SBIホールディングス、スクウェア・エニックス・ホールディングスとの競争関係を構築し、メタバース事業を加速度的に成長させていきます。

ソーシャルゲーム(モバイルゲーム)やビデオゲームでは、ゲームをプレイすることでゲーム内の通貨を稼いだり、それによってゲーム内アイテムなどを購入したりできます。

さる、ソーシャルゲームでは現実の通貨を利用してガチャを引いてアイテムを獲得しますが、一方でそれを現実の通貨に戻す、つまりアイテムを売って現実の通貨を獲得することはできません。

これはゲーム内において不正(チート)などを完璧に防ぐことはできず、通常は有償で手に入れるはずのアイテムを不正に入手するユーザーがいること、さらにゲーム内において入手したアイテムなどはゲームのサービス終了などによってデータが消失してしまうことから、ゲーム内のアイテムのモノとしての価値を担保することが難しいためです。

しかしブロックチェーン・NFTはこの課題を解決できる技術であり、すでにブロックチェーンゲーム・NFTゲームとしてサービスが展開されています。

NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)とは、ブロックチェーン技術を活用することで、改竄されていないことや個人が所有していることを証明する証明書のようなデータが記録されたデジタルデータのことです。

ブロックチェーンゲーム・NFTゲームでは、まずゲームのプレイのためにNFT化されたキャラクターやアイテムを購入します。

これをベースにゲームをプレイすることで、ゲーム内のNFTアイテムを獲得したり、それを他ユーザーに売ることで暗号資産を得ることができます。これをPlay to Earn(遊んで稼ぐ)といいます。

今後ブロックチェーンは新たな時代のコンテンツとして成長していくことが予測されています。

ビジネスの大きな成長には戦略的な資金調達やシナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ NFTゲーム エンターテインメント ゲーム コンテンツ ブロックチェーン ブロックチェーンゲーム メタバース モバイルゲーム 株式会社 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

視覚障害者向け歩行ナビゲーションデバイスを開発・提供する「Ashirase」が資金調達
2025年7月29日、株式会社Ashiraseは、資金調達を発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は7.15億円となりました。 Ashiraseは、視覚障害者向け歩行ナビゲーションデバイス「…
Flamers 佐藤航智|メタバースを活用したマッチングアプリ「Memotia」で注目の企業
メタバースを活用したマッチングアプリ「Memotia」で注目なのが、佐藤航智さんが2019年11月に創業した株式会社Flamersです。 マッチングアプリとは、インターネットを利用して、恋愛や婚活など…
「グリラス」が食用コオロギを使った自社ブランド「C. TRIA」をリリース
2021年4月8日、株式会社グリラスは、「C. TRIA(シートリア)」をリリースしたことを発表しました。 第1弾として、食用コオロギを用いて開発した「C. TRIA Cookie(シートリア クッキ…
解体工事の一括見積もりWebサービスを運営する「クラッソーネ」が資金調達
2023年2月15日、株式会社クラッソーネは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、朝倉祐介氏が代表を務めるアニマルスピリッツ合同会社です。 クラッソーネは、解体工事の一括見積もりWebサ…
ライブコマースの企画から配信までを手がけるコンサルティングサービス「LIVURU」を展開する「Tailor App」が3.5億円調達
2024年8月1日、株式会社Tailor Appは、総額3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Tailor Appは、ライブコマースのコンサルティングサービス「LIVURU」や、…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集