注目のスタートアップ

新規事業開発支援の「本気ファクトリー」が1億円調達 新規事業担当者育成eラーニング「だれでも新規事業つくれるカレッジ」をリリース

company

2022年12月20日、本気ファクトリー株式会社は、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

また、新サービス「だれでも新規事業つくれるカレッジ」をリリースしたことも併せて発表しました。

本気ファクトリーは、新規事業開発支援、広報支援、デジタルマーケティング企画・制作・運用を手掛けています。

「だれでも新規事業つくれるカレッジ」は、企業内の新規事業担当者向けeラーニングサービスです。

世界の新規事業の専門家が考案したセオリーと、本気ファクトリーが培ってきた新規事業開発の知見を組み合わせたeラーニングサービスです。

新規事業立ち上げに必要なマインドセットから実践まで学ぶことができます。

1講座あたり5〜10分程度の動画でいつでも・どこでも学ぶことが可能で、講座前後の確認テスト・ワークによってアウトプットを行うことで、思考力の強化・知識定着を促します。

さらに、事業開発の専門家による伴走支援・アドバイスも提供します。

新規事業開発は、現在の事業とは別の収益を得るため、将来の経営者候補を育てるためなど、企業において重要な取り組みのひとつです。

すべての事業にはいつか必ず衰退期が訪れます。近年は社会の変化が激しく、消費者のニーズの移り変わりも激しくなり、プロダクトライフサイクルが短くなっています。

こうした社会の変化を受け、企業の持続的な発展を目的とした新規事業開発の重要性も高まっています。

しかし新規事業開発にはさまざまな課題が立ちはだかります。とくに大きな課題として、新規事業開発に強みを持つ人材が不足していることが挙げられます。

多くの場合、優れた人材というのは経験を持つ人材なのですが、企業において新規事業を立ち上げることはあまりないことであるため、人材・組織に新規事業開発の知見は蓄積されていません。

そのため新規事業開発においては、ノウハウを提供してくれるコンサルティング会社の力を借りたり、新規事業開発のための人材育成を行ったりする必要があります。

本気ファクトリー株式会社のコメント

このニュースを受けまして、本気ファクトリー株式会社 代表取締役 畠山和也氏よりコメントが届きました。

・今回の新サービスの売りは何ですか?

下記3点と考えております。

①多数の新規事業開発を支援者・当事者の両方での経験をもとに制作されており、実践で役立つノウハウが提供されている
②1本5分~10分というショート動画で構成されており、多忙な新規事業担当者のスキマ時間に閲覧できるよう作られている
③単純な知識を確認する「理解度テスト」、ネット検索で調べるだけで回答できる「ノーマルワーク」、自分の事業を考える「ハードワーク」とステップアップして取り組むことで事業案を考えられる構成になっている

・今後の展望を教えてください。

今年度中の目標は本サービスの導入50社及び、本サービスを利用して作られたプロダクト・サービスのリリースです。

また、長期目標としては今回の企業内起業だけでなく、すでにリリースしている個人での独立を支援する「イチから起業オンライン」やスタートアップ向け、学生向けも展開し、だれでも意思と努力しだいで起業家として成功できる「起業の教習所」プラットフォームの構築を目指します。

・読者へのメッセージをお願いします。

よく誤解されていますが本来、新規事業開発や起業は「一部の特殊な人達」のみが成功できるものではありません。

自動車の運転のように自らの試行錯誤だけではなかなか、身につけるのが難しいのは事実ですが、適切なメソッドの元、適切に取り組めば大半の方にとって実行可能な仕事です。

少しでも興味があれば、企業内起業・独立起業問わず、一緒に事業開発に取り組みましょう。

企業を成長させるには人材の教育が重要です。eラーニングも効果的な方法ですが、読書もコストパフォーマンスに優れた学習方法のひとつです。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「オフィス移転手帳」では、書店員が選ぶ社員教育に使える本10選を紹介しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ eラーニング 勉強 動画 学習 新規事業 新規事業開発 本気ファクトリー 株式会社 立ち上げ 講座 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ヒトの潜在的な情報も可視化するテクノロジーを活用してマーケティング事業などを展開する「AIQ」が16億円調達
2022年3月31日、AIQ株式会社は、総額約16億円の資金調達を実施したことを発表しました。 AIQは、ヒトの表面的な情報だけでなく見えない領域(Inside)も含めた様々な情報をテクノロジーによっ…
AIマッチングテクノロジーを活用した高還元SES「カイマク・テックファーム」を展開する「カイマク」が7,200万円調達
2024年5月21日、株式会社カイマクは、総額7,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。 カイマクは、AIマッチングテクノロジーを活用した高還元SES(システムエンジニアリングサービス)「…
株式投資型クラウドファンディングなどを手がける「FUNDINNO」に「FCE Holdings」が出資
2023年8月25日、株式会社FCE Holdingsは、株式会社FUNDINNOに出資を行ったことを発表しました。 FUNDINNOは、株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO」、…
建設・土木の生産支援クラウド運営の「フォトラクション」が5.7億円調達
2020年5月27日、株式会社フォトラクションは、5億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 建設・土木の生産支援クラウド「Photoruction(フォトラクション)」を開発・運営し…
アニメーション作品の企画制作プロダクション「ツインエンジン」が資金調達
2022年8月29日、株式会社ツインエンジンは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、中国・深セン市の大手IT・ネットサービス企業テンセント社、電子書籍プラットフォーム「めちゃコミック」を…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集