創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年12月17日Jamstackを使ったWebサイト制作・システム開発事業を展開する「ちょっと」が5,000万円調達
2022年12月16日、ちょっと株式会社は、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
ちょっとは、Webサイト制作・システム開発の受託事業を展開しています。
2021年夏頃から、フロントエンドのWeb開発のアーキテクチャであるJamstackを用いた開発を行っています。
また、Jamstackアーキテクチャだけでは解決できない複雑な要求に応えるため、Jamstack周辺技術を補う独自のプロダクト開発に着手しています。
今回の資金は、フロントエンドエンジニアを中心とした大規模なサイト・システムが開発できる体制づくりなどに充当します。
—
Webサイトには、静的Webサイトと動的Webサイトの2種類があります。
静的Webサイトとは、HTMLのみで構成されており、誰が・いつ・どこで見ても同じ情報が表示されるページのことです。閲覧者のブラウザで実行される追加のコードがないため、高速に読み込むことが可能です。
動的Webサイトとは、読み込むたびに、ユーザー・時間・場所などの特定の条件に応じて異なるページが表示されるページのことです。動的Webサイトの例には、予約フォーム、SNS、動画配信サイトなどが挙げられます。
動的なページが開かれる際には、ページをホストするWebサーバー、もしくはユーザーのブラウザ内でコードを実行する必要があり、静的なページの読み込みよりも遅くなることが一般的です。
現在普及しているWordpressなどのCMSは基本的な動的ページでWebサイトを構築します。
こうしたWordpressなどの旧来のCMSでよく利用されている技術が、LAMPstack(Linux、Apache、MySQL、PHP)であり、Jamstackはこのカウンターとして考案されたモダンなアーキテクチャです。
Jamstackはもともと、JavaScript、API、Markupを組み合わせたシステム構成のことですが、近年はJavaScriptとAPIは必須ではなくなっています。
Jamstackの考え方は、各静的ページのHTMLを事前に生成し、それをストレージに保管しておき、閲覧者からのアクセスがあった場合にそのHTMLファイルの中身をそのまま返すというものです。もし動的な機能が必要な場合は、JavaScriptやAPIによって実現します。
Jamstackを使用するメリットは、ページをもっとも高速に表示できること、Webサーバーの停止の影響を受けないこと、大量のアクセスに強いこと、セキュリティ的に比較的安全であることなどが挙げられます。
とくにブログ、メディアサイト、コーポレートサイト、サービス紹介ページなど動的な要素をあまり必要としないページに向いています。
企業ホームページは、顧客への情報提供や信頼性の確保のために重要な存在です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、ホームページの作成ノウハウや、ネット初心者のためのネットPR方法など詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | Jamstack Web Webサイト システム システム開発 ちょっと フロントエンド ヘッドレスCMS 制作 株式会社 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年11月30日、GreenSnap株式会社は、2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、愛知豊明花き地方卸売市場を運営する豊明花き株式会社です。 GreenSnapは、植物コミ…
2020年7月22日、AnyMind Group株式会社は、「Performance Growth(パフォーマンス グロース)」をローンチしたことを発表しました。 「Performance Growt…
2024年4月3日、株式会社GenerativeXは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 GenerativeXは、生成AIに関するコンサルティングからシステム開発までを一…
2022年7月21日、Heimat株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Heimatは、起業家支援プログラム兼コミュニティである「U-25起業家シェアハウス」を運営しています。 25歳以…
株式会社TechBowlが、資金調達を実施したことをTHE BRIDGEなどが報じています。 引受先は、XTech Venturesと、ペロリの元代表取締役で個人投資家の中川綾太郎氏です。 TechB…
大久保の視点
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…