注目のスタートアップ

Jamstackを使ったWebサイト制作・システム開発事業を展開する「ちょっと」が5,000万円調達

company

2022年12月16日、ちょっと株式会社は、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ちょっとは、Webサイト制作・システム開発の受託事業を展開しています。

2021年夏頃から、フロントエンドのWeb開発のアーキテクチャであるJamstackを用いた開発を行っています。

また、Jamstackアーキテクチャだけでは解決できない複雑な要求に応えるため、Jamstack周辺技術を補う独自のプロダクト開発に着手しています。

今回の資金は、フロントエンドエンジニアを中心とした大規模なサイト・システムが開発できる体制づくりなどに充当します。

Webサイトには、静的Webサイトと動的Webサイトの2種類があります。

静的Webサイトとは、HTMLのみで構成されており、誰が・いつ・どこで見ても同じ情報が表示されるページのことです。閲覧者のブラウザで実行される追加のコードがないため、高速に読み込むことが可能です。

動的Webサイトとは、読み込むたびに、ユーザー・時間・場所などの特定の条件に応じて異なるページが表示されるページのことです。動的Webサイトの例には、予約フォーム、SNS、動画配信サイトなどが挙げられます。

動的なページが開かれる際には、ページをホストするWebサーバー、もしくはユーザーのブラウザ内でコードを実行する必要があり、静的なページの読み込みよりも遅くなることが一般的です。

現在普及しているWordpressなどのCMSは基本的な動的ページでWebサイトを構築します。

こうしたWordpressなどの旧来のCMSでよく利用されている技術が、LAMPstack(Linux、Apache、MySQL、PHP)であり、Jamstackはこのカウンターとして考案されたモダンなアーキテクチャです。

Jamstackはもともと、JavaScript、API、Markupを組み合わせたシステム構成のことですが、近年はJavaScriptとAPIは必須ではなくなっています。

Jamstackの考え方は、各静的ページのHTMLを事前に生成し、それをストレージに保管しておき、閲覧者からのアクセスがあった場合にそのHTMLファイルの中身をそのまま返すというものです。もし動的な機能が必要な場合は、JavaScriptやAPIによって実現します。

Jamstackを使用するメリットは、ページをもっとも高速に表示できること、Webサーバーの停止の影響を受けないこと、大量のアクセスに強いこと、セキュリティ的に比較的安全であることなどが挙げられます。

とくにブログ、メディアサイト、コーポレートサイト、サービス紹介ページなど動的な要素をあまり必要としないページに向いています。

企業ホームページは、顧客への情報提供や信頼性の確保のために重要な存在です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、ホームページの作成ノウハウや、ネット初心者のためのネットPR方法など詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Jamstack Web Webサイト システム システム開発 ちょっと フロントエンド ヘッドレスCMS 制作 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

クリエイター向けポートフォリオ・サービス「foriio」の運営元が5,000万円調達
株式会社1ne studioは、総額約5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 クリエイターのためのポートフォリオ・サービス「foriio(フォリィオ)」を運営しています。 誰でも簡単に…
少人数私募債発行支援サービス提供の「Siiibo」が2億円調達
2020年3月31日、株式会社Siiiboは、総額約2億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 少人数私募債発行支援サービスを提供しています。 財務アドバイザーとして私募債の発行(自己…
オンライン運動・発達支援サービス「へやすぽアシスト」を運営する「PAPAMO」が2億円調達
2024年12月10日、PAPAMO株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 PAPAMOは、オンラインの発達支援プラットフォーム「へやすぽアシスト」を開発・運営しています。 オ…
代理店連携管理クラウド「PartnerSuccess」提供の「パートナーサクセス」が2.2億円調達
2022年9月14日、パートナーサクセス株式会社は、総額2億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 パートナーサクセスは、代理店連携管理クラウド(PRM)「PartnerSuccess…
高還元SES(システムエンジニアリングサービス)事業を展開する「エンジニアのミカタ(旧:無限の始まり)」が5,100万円調達
2023年9月4日、株式会社エンジニアのミカタ(旧社名:株式会社無限の始まり)は、総額5,100万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エンジニアのミカタは、還元率83%の高還元SES(システム…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集