注目のスタートアップ

Web3事業をマーケティングの観点から支援する「Pacific Meta」が1.5億円調達

company

2022年11月16日、株式会社Pacific Metaは、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Pacific Metaは、Web3事業をマーケティングの観点から支援しています。

具体的には、海外のWeb3・NFTプロジェクトの日本進出支援(ローカライゼーション、プロモーション、コミュニティ運営)、国内のWeb3プロジェクトのマーケティング・海外進出支援、Web3のコミュニティ・メディア運営(Twitter、YouTube、Discordサーバー、Webメディア「Ludus」、LINE公式、TikTok)を行っています。

今回の資金は、人材採用、コミュニティへの投資、海外進出に充当します。

Web3とは、暗号資産(仮想通貨)の基盤技術として知られるブロックチェーンを実装した次世代のインターネットや、その領域で展開されるサービスなどのことです。

ブロックチェーンは、P2P通信、非中央集権型、高い改竄耐性などの特徴を有しています。この技術をインターネットの基盤として実装することで、これらの特徴を備えたインターネットを実現できます。

Web3は、開かれていること(民主的)、高い透明性、分散の3つの要件を備えたWebの世界であると捉えられています。

たとえば、既存のWebの世界やIT業界は、特定の企業が個人情報を独占してしまうといったプライバシーの問題、企業の一存でユーザーの権利がコントロールされてしまうといった権利の問題を抱えています。

もちろんこれらは、情報・サービス・商品などの流通において、誰が責任を負い、誰が管理をするのかという問題と表裏一体であり、巨大プラットフォーマーはこの責任を負っているため、大きな利益を得られるという状況にあります。

Web3では、こうした中央集権的な世界を脱し、ユーザーの手に主権を戻し、自由で民主的なインターネットの実現を目指しています。

しかし、NFTやWeb3などの言葉・概念は正確に捉えられているわけではなく、Web3の世界は現在混沌とした状況にあります。ほとんど詐欺のようなプロジェクトなどもあれば、将来的なインフラとして機能しうるようなプロジェクトなどもあります。

Pacific Metaはこの混沌とした状況を改善し、適切な形で世の中にWeb3の概念・サービスを普及させるためマーケティング支援事業やコミュニティ運営を展開しています。

ブロックチェーンやAIなどの最新技術を活用したプロダクトの開発は時代をリードすることができます。しかしこれらの技術は専門知識を必要とするため、優秀な人材を獲得する必要があります。「冊子版創業手帳」では、創業期の人材採用ノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ NFT Web3 コミュニティ プロジェクト プロモーション マーケティング メディア 支援 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

Web3ゲームやプラットフォーム事業を手がける「Mint Town」が7億円調達
2025年3月10日、株式会社Mint Townは、総額7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Mint Townは、株式会社BLOCKSMITH&Co.と共同開発したWeb3ゲーム『キャプテ…
クリエイター向けポートフォリオサービスを提供する「foriio」が資金調達
2023年1月25日、株式会社foriioは、資金調達を実施したことを発表しました。 foriioは、クリエイター向けのポートフォリオプラットフォーム「foriio(フォーリオ)」を提供しています。 …
検索型FAQシステム「Helpfeel」提供の「Nota」が6億円調達 「株式会社Helpfeel」に社名変更
2022年9月5日、Nota株式会社は、総額6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、2022年10月1日から、株式会社Helpfeelに社名を変更することも併せて発表しています。 Not…
M&Aマッチングプラットフォームを運営する「M&Aナビ」 株主として金融機関グループ4社が新たに資本参画
2024年12月2日、株式会社M&Aナビは、とちぎんキャピタル&コンサルティング、南都キャピタルパートナーズ、みずほキャピタル、りそなキャピタルの4社が新規株主として参画したことを発表しました。 M&…
「バカン」がオフィス向けコミュニケーション促進サービス「Keeple」をリリース
2022年2月4日、株式会社バカンは、東日本電信電話株式会社との共同検討による新サービス「Keeple(キープル)」の提供を開始することを発表しました。 「Keeple」は、オフィス向けコミュニケーシ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集