注目のスタートアップ

点検DXロボットやロボットの統合管理プラットフォームを手掛ける「ugo」が資金調達 「安川電機」「川崎重工業」と協業

company

2022年10月28日、ugo株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

また、ロボットの統合管理プラットフォーム「ugo Platform」を、株式会社安川電機が開発する産業用ロボット「MOTOMAN(モートマン)」と、川崎重工業株式会社が開発するサービスロボット「Nyokkey(ニョッキー)」、それぞれと連携させ、各社との協業を開始したことも発表しました。

ugoは、点検DXロボット「ugo」や、複数のロボットを統合管理できるロボティクスプラットフォーム「ugo Platform」、ロボットソリューション開発に向けたオールインワンのR&Dパッケージなどを展開しています。

ロボット「ugo」は、2本の7軸アーム、上半身を昇降できるリフター、自律移動が可能なカートで構成されるアバターロボットです。

また、リモートセンシングを活用したマッピング機能による自動巡回が可能です。搭載したカメラ・マイク・スピーカーにより、遠隔地からロボットを介したコミュニケーションもできます。

国内では労働人口の減少に伴う人手不足を補うため、ロボットなどテクノロジーの活用が推進されています。

AIを搭載した自律ロボットは、これまで人間が担っていた作業を代替できることから省人化につながるものであり、さまざまな業界で導入が進んでいるほか、ロボットの高性能化のための研究開発も進んでいます。

たとえば、物流倉庫では荷物のピッキング・運搬を自動化するロボット、インフラ業界では点検を自動化するロボット、一般的なオフィスビルでは警備や清掃を自動化するロボットなどが利用されています。

一方で、複数のロボットが稼働したり、フロアにまたがってロボットが稼働する場合は、ロボット同士や施設との連携・管理が必要となります。

導入されるロボットは複数の異なるメーカーのものであることも多いため、ロボットを統合管理するプラットフォームは、メーカー横断的に連携できることも重要です。

ugo株式会社のコメント

このニュースを受けまして、ugo株式会社よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

事業拡大に伴う製品開発・採用や量産のための資金です。

・今後の展望を教えてください。

ugoの適用領域を拡げ、様々なお客様にご活用いただけるようサービスを拡充してまいります。

・読者へのメッセージをお願いします。

ugo株式会社は、サステナブルなワークスタイルを実現するロボティクス・ソリューション・カンパニーです。当社では、一緒にロボットを社会実装していく仲間を募集しています。
ugo株式会社 採用サイト:https://herp.careers/v1/ugo0220

事業の拡大のためには戦略的な資金調達や、大企業などとの提携が重要となります。シリーズ発行累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ DX MOTOMAN Nyokkey ugo ugo Platform ニョッキー プラットフォーム モートマン ロボット ロボティクス 安川電機 川崎重工業 株式会社 点検 産業用ロボット 管理 統合 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

訪日観光客と日本人ボランティアガイドのマッチングサービスを展開する「JAPAN TOUR GUIDE」が資金調達
2022年10月11日、株式会社JAPAN TOUR GUIDEは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、堀江貴文氏が株主およびアドバイザーとして就任したことも発表しています。 JAPAN T…
映像解析AIプラットフォーム運営の「フューチャースタンダード」が1.65億円調達
2019年10月10日、株式会社フューチャースタンダードは、総額1億6,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、東京理科大学イノベーション・キャピタルなどです。 また、東京理科大…
睡眠の質を改善する一般医療機器製造・販売の「ナステント」が1.5億円調達
2020年2月27日、ナステント株式会社は、総額約1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 気道の閉塞を予防、呼吸の確保を助ける鼻腔挿入デバイス「ナステント」を製造・販売しています。…
衛星データを活用した農地状況把握アプリ「アクタバ」などを提供する「サグリ」が「SBテクノロジー」と資本業務提携
2022年12月21日、サグリ株式会社は、SBテクノロジー株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 サグリは、農業・環境の課題解決のため、衛星データ・AI技術・区画技術を活用したサー…
「IT導入補助金2025」 2025年5月時点版のチラシが公開
「IT導入補助金2025」における2025年5月時点版のチラシが公開されています。 IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者等の労働生産性の向上を目的として、業務効率化やDX等に向けたITツール(ソフ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集