注目のスタートアップ

iPaaS「ActRecipe」を提供する「アスタリスト」が資金調達

company

2022年10月26日、アスタリスト株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

また、2023年1月1日に、アクトレシピ株式会社に社名を変更する予定であることも発表しました。

アスタリストは、SaaSを連携して業務を自動化するサービス(iPaaS)「ActRecipe(アクトレシピ)」を提供しています。

クラウド上で、あらゆるSaaS・FinTechのデータ統合・連携を実現し、業務の自動化と内部統制を強化できるサービスです。

業務目的に合わせた機能をパッケージ化した「レシピ」を選ぶだけで簡単にデータ連携・自動化を実現できることを特徴としています。

SaaS(Software as a Service)とは、ソフトウェアサービスをインターネット経由で利用するサービスのことです。

ネット環境さえあれば、ブラウザからいつでもどこでもアクセスできるという利便性や、オンプレミス型と違って初期費用や更新費用がかからないことから多くの企業・組織への導入が進んでいます。

一方でSaaSは、会計、経費精算、社内コミュニケーション、顧客管理、案件管理、営業支援、電子契約など用途ごとにサービスがわかれており、異なるサービス間でデータ連携ができないことによる不便さも顕在化しています。

この課題を解決するために登場したのがiPaaS(Integration Platform as a Service)です。

iPaaSは、クラウドやオンプレミスのソフトウェア間をつなぐことで、相互のデータのやり取りを円滑化・自動化し、複数のソフトウェアを導入している企業の不便さを解消することを目的としています。

アメリカの企業ではSaaSの平均導入数が100を超えているとの報告もあります。国内企業の平均導入数は10程度といわれていますが、今後のデジタル化・DXのさらなる推進に伴い、SaaSの導入数も増加していくと予測されます。

iPaaSは、企業の業務システムとしてSaaSが主流となる時代において、必要不可欠な存在となると考えられています。

SaaSはオンプレミス型と違って導入に高いコストやシステムの構築などを必要としません。そのためコスト面で課題のあるスタートアップや中小企業においても、必要とするシステムを導入できます。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ActRecipe Fintech iPaaS IT SaaS アクトレシピ アスタリスト データ デジタル化 内部統制 株式会社 統合 自動化 資金調達 連携
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

心臓リハビリ治療用アプリなどを開発する「CaTe」が1億円調達
2022年3月10日、株式会社CaTeは、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、Coral Capitalです。 CaTeは、外来心臓リハビリを自宅で行うことができる心臓リハビリ治…
「Sustech」と「両備ホールディングス」が業務提携 200億円規模の再生可能エネルギーファンドを共同設立へ
2022年9月2日、株式会社Sustechは、両備ホールディングス株式会社と業務提携契約を締結し、太陽光発電案件を主な投資対象とする再生可能エネルギーファンドを共同で設立することに合意したことを発表し…
大阪市の「TKG食堂@コナイト」で豆腐・納豆のサブスクリプション・サービスがスタート
2019年9月2日、DELICIOUS株式会社は、大阪市中央区南本町の「TKG食堂@コナイト」において、豆腐・納豆のサブスクリプション・サービスをスタートしたことを発表しました。 また、10月1日の消…
金融データプラットフォーム「Moneytree LINK」など提供の「マネーツリー」が26億円調達
2021年5月11日、マネーツリー株式会社は、総額26億円の資金調達を実施したことを発表しました。 金融データを包括的に提供するプラットフォーム「Moneytree LINK」や、家計管理アプリ「Mo…
「TBM」が温室効果ガス排出量を可視化するクラウドサービス「ScopeX」を正式リリース
2022年8月30日、株式会社TBMは、「ScopeX(スコープエックス)」の正式版の提供を開始したことを発表しました。 「ScopeX」は、CO2を含む温室効果ガス(GHG)排出量を可視化するクラウ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集