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2022年10月13日高度環境制御ハウスを用いた機能性トマトの生産に取り組む「ゼブラグリーンズ」が資金調達

2022年10月12日、株式会社ゼブラグリーンズは、資金調達を実施したことを発表しました。
ゼブラグリーンズは、機能性成分が豊富な品種に着目し、生産・流通・消費・健康のバリューチェーンを構築することを目指しています。
まずは、高度環境制御ハウス施設による機能性トマトの生産に取り組んでいます。
今回の資金は、約4,200平方メートルの高度環境制御ハウス施設の整備などに充当します。
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国内の農業は、少子化や後継者不足による人手不足、高齢化による生産性の低下、中山間地区が多いことによる過酷な環境、近年の気候変動など、さまざまな課題を抱えています。
農業ではこれらの課題解決のため、テクノロジーを活用したスマート農業の取り組みが進んでいます。
農業は主に、自然の環境にさらされた露天の畑などで作物を育てる露地栽培と、ビニールハウスなどで畑を覆い作物に適した環境で育てる施設園芸に分けられます。
近年、施設園芸におけるスマート農業では、環境制御装置が注目されています。
ビニールハウスなどの施設園芸では、従来から空調・光源・潅水装置など環境を調節するための装置が使われていました。
スマート農業における環境制御装置とは、空調・光源・潅水装置・暖房機・送風機などを統合的に管理し、施設内を自動的に最適な環境に保つというものです。
施設の維持が自動化されるため効率化・省人化を実現できるほか、継続的なモニタリングにより環境・作物の生育状態のデータを蓄積できるため、データドリブンな課題の発見・改善を実現できます。
株式会社ゼブラグリーンズのコメント
このニュースを受けまして、株式会社ゼブラグリーンズよりコメントが届きました。
・今回の資金調達の目的は何ですか?
機能性成分のリコピン、うま味成分のグルタミン酸が豊富なPR-7という品種を最適な環境に制御するためのハウスの建設およびその事業の立ち上げのための調達です。
・今後の展望を教えてください。
①高度環境制御ハウスによる施設園芸のみならず、稲作などの転用や高付加価値を目指したアウトドア野菜(露地栽培)による脱炭素農業の実践。地域社会では、農業従事者の高齢化や担い手不足による荒廃農地が増加しています。荒廃農地や水田でアウトドア野菜などを栽培し、同時に脱炭素に取り組んでいきます。
②企業や大学、行政とのオープンイノベーションに取り組んでいきます。スマート農業、アグリテックの分野は注目されており、オープンイノベーションすることでより新しい技術の社会実装を行っていきます。
・読者へのメッセージをお願いします。
弊社は脱炭素や循環型農業など環境に配慮した農業の実現、オープンイノベーションに積極的にチャレンジしていきます。
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