注目のスタートアップ

ブロックチェーンなどを活用した推し活プラットフォームなどを開発する「oshimo」が4,000万円調達

company

2022年10月12日、oshimo株式会社は、4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

oshimoは、ブロックチェーンやNFTなどWeb3のテクノロジーを用いた推し活プラットフォームや、NFTアイドルプロジェクトを開発しています。

今回の資金は、サービス開発、組織強化に充当します。

Web3とは、暗号資産(仮想通貨)の基盤技術として知られるブロックチェーンを実装した次世代のインターネットのことです。

ブロックチェーンは、P2P通信、非中央集権型、高い改竄耐性などの特徴を有しています。この技術をインターネットの基盤として実装することで、これらの特徴を備えたインターネットを実現できます。

これにより、特定の企業が個人情報を独占してしまうといったプライバシーの問題、企業の一存でユーザーの権利がコントロールされてしまうといった権利の問題など、既存のインターネットの課題を克服できます。

また、Web3の世界では、従来型の強い権限をもった管理者が管理する中央集権型の組織ではなく、メンバー全員が平等な立場で運営される透明性の高い組織であるDAO(Decentralized Autonomous Organization:分散型自律組織)が注目されています。

DAO内における取引はすべてブロックチェーンに記録され、誰もがそれを閲覧できるため、組織がどのように運営されているのか可視化されるという特徴があります。

また、DAOでは独自トークンが発行され、そのトークンを保有する者は組織の意思決定における投票や運営への提案などを行うことができます。

この仕組みを応用することで、コミュニティに有益な情報・記事を提供した者にトークンという形でインセンティブが与えられたり、メンバーによる共創でひとつのプロジェクトを作り上げたりといった、ある特定の価値観を持った人が集まりやすい自律的なコミュニティを構築することが可能となります。

oshimoは、このブロックチェーンを活用することで、推し(クリエイターなど)とファンの関係性やコミュニティの課題解決、新たな体験の創出を目指しています。

ブロックチェーンやAIなどの最新技術を活用したプロダクトの開発は時代をリードすることができます。しかしこれらの技術は専門知識を必要とするため、優秀な人材を獲得する必要があります。「冊子版創業手帳」では、創業期の人材採用ノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ NFT Web3 プラットフォーム ブロックチェーン 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

連続生産設備「iFactory」などの設計・製造・販売を行う「iFactory」が2億円調達
2023年7月3日、株式会社iFactoryは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 iFactoryは、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術開発機構の戦略的省エネルギー技術革新プロ…
ブロックチェーンを活用した新規事業開発支援の「CryptoPie」とブロックチェーン関連サービスの提供などの「CryptoLab」が業務提携
2020年10月20日、株式会社CryptoPieは、株式会社CryptoLabと業務提携契約を締結したことを発表しました。 CryptoPieは、2016年からブロックチェーン業界に携わり、ベンチャ…
リアル・オンラインセミナー「昭和企業からの脱却!人材の力で伸びる会社になるための人事制度5つのポイント」
大阪中小企業投資育成株式会社は「昭和企業からの脱却!人材の力で伸びる会社になるための人事制度5つのポイント」の開催を発表しました。 時代が変わり、昭和型の企業から脱却し、社内の人材の力で伸びる会社にな…
縦型ショートドラマクリエイター「ごっこ倶楽部」を運営する「GOKKO」が11億円調達
2024年7月12日、株式会社GOKKOは、総額約11億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ジャフコ グループ株式会社や、日本テレビ放送網株式会社などです。 GOKKOは、縦型ショー…
領収書・請求書の会計ソフト入力自動化の「経理バンク」とRPA定着支援サービス「Robo Runner」がRPA事業で業務提携
2020年10月27日、株式会社経理バンクは、Peaceful Morning株式会社と、業務提携契約を締結したことを発表しました。 経理バンクは、領収書/請求書からの会計ソフト入力の自動化を実現する…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集