注目のスタートアップ

エンジニア向け給与データベース提供の「PROJECT COMP」が2億円調達

company

2022年9月28日、株式会社PROJECT COMPは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。

PROJECT COMPは、エンジニア向け給与データベースサービス「PROJECT COMP(プロジェクトコンプ)」を提供しています。

実際のエンジニアの給与をもとに集計することでリアルな給与を掲載していることや、転職時だけではなく継続的に給与情報を収集していること、中央値や分散値(グラフビューなど)も閲覧できること、外資巨大テック企業やメガベンチャーの給与も閲覧できることを特徴としています。

今回の資金は、蓄積したデータを活用した、給与相場を踏まえた評価制度設計や適切な評価査定を支援する企業向けサービス(SaaS)の開発などに充当します。

近年、賃金格差の是正のため、給与(賃金構造)の透明化に取り組む欧米企業が増加しています。

これまで一般的な社員は、上司・同僚・役員の給与・報酬について詳しく知ることはありませんでした。また同僚などに積極的に自分の給与を開示するということもあまりありません。

もし自分の給与よりも同ポジションにある同僚のほうが多いと判明した場合、給与を同水準まであげるよう交渉したり、転職を考えるということになるでしょう。

しかしこれは組織に対して不利益をもたらすものであり、従業員に対して利益をもたらす慣習ではありません。

給与の透明化は、公正な給与を支払うことによる従業員の意欲の向上、業界全体の給与の適正化、人材の流動性の促進などのメリットをもたらします。

PROJECT COMPは、テクノロジーの活用が推進される時代において、ITエンジニアの領域に特化して給与情報を可視化し、人材流動性の促進などに貢献しています。

企業の成長には人材の採用が欠かせません。しかし創業期はどのように採用活動をすればいいのかわからない場合もあるでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の採用ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ PROJECT COMP エンジニア データベース プロジェクトコンプ 人事 株式会社 給与 給料 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「グリーンカルチャー」の植物肉「Green Meat」が使用された料理が羊肉料理の「味坊集団」で提供開始
2021年8月12日、グリーンカルチャー株式会社は、2021年8月12日(木)から、「Green Meat」を使用したメニューが株式会社L&Lが運営する「味坊」・「羊香味坊」で提供されたことを発表しま…
空間伝送型ワイヤレス電力伝送機器を開発する「Space Power Technologies」が3,000万円調達
株式会社Space Power Technologiesは、3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Space Power Technologiesは、空間伝送型ワイヤレス電力伝送機器…
主に知的障害のある作家が手がけるアートデータのライセンスを管理しビジネスにつなげる「ヘラルボニー」が資金調達
2023年12月4日、株式会社ヘラルボニーは、資金調達を実施したことを発表しました。 ヘラルボニーは、国内外の主に知的障害のある作家の描く2,000点以上のアートデータのライセンスを管理し、さまざまな…
製造業特化のAI電子帳票システム「ミライのゲンバ帳票」を提供する「ミライのゲンバ」が1.74億円調達
2024年7月18日、株式会社ミライのゲンバは、総額約1億7,400万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ミライのゲンバは、製造現場に特化したAI電子帳票システム「ミライのゲンバ帳票」を提供し…
越境ヨガ事業「ONE OM ONE」を展開する「インターディメンション」が資金調達
2023年4月6日、インターディメンション株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 インターディメンションは、越境ヨガ事業「ONE OM ONE」や、デジタルマーケティング支援事業などを展開…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集