創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年8月30日貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz」を運営する「トレードワルツ」が9億円調達

2022年8月30日、株式会社トレードワルツは、総額9億円の資金調達を実施したことを発表しました。
トレードワルツは、NTTデータ、三菱商事など、日系大手企業7社が共同出資し2020年4月に設立された企業です。2022年8月現在は10社が共同出資し参画しています。
ブロックチェーン技術を活用した貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz」を提供しています。
荷主、銀行、保険会社、物流会社、税関などのシステムと「TradeWaltz」をAPI連携することで、関係書類の送受信や保管などの貿易実務を完全電子化します。
今回の資金は、営業・開発体制の強化、付加価値サービスの創出に充当します。
—
貿易では、荷主、海運・空運会社、税関、銀行、保険会社などさまざまな会社・人びとが関わっています。
これら関係者の間での情報伝達では、書類・エクセル・電話・メールなどのアナログな手段が利用されています。
貿易業務はこうしたアナログかつ流動的なプロセスで成り立っており、かなりの非効率が発生しています。
しかし、効率化のためにデジタル化を推進したくても、関係者があまりに多く、プロセスが複雑であることから、デジタル化が進みづらいという状況に置かれています。
この状況を改善するため、国内では、貿易業務に携わる日本の大手企業とITベンダーにより、ブロックチェーン技術を活用した貿易情報連携プラットフォームの実現を目指す「貿易コンソーシアム」が2017年8月に発足しました。
トレードワルツはこの貿易コンソーシアムを前身としており、2022年4月に製品版となる「TradeWaltz」をリリースしています。
「TrradeWaltz」は、ブロックチェーン技術によって電子書類の原本性と権利移転を保証していること、他社サービスとも積極的にAPI連携し、貿易エコシステムの形成を目指していることなどを特徴としています。
デジタル時代において企業を成長させるためには、最新のツールを活用し業務効率化を図ることが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | TradeWaltz デジタル化 トレードワルツ プラットフォーム ブロックチェーン 情報 書類 貿易 資金調達 連携 電子化 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年6月7日、ジャパンヒュペリナー株式会社は、約3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ジャパンヒュペリナーは、航空貨物に特化したデジタルプラットフォーム「エカデジ」を開発・運営…
2025年3月24日、株式会社ビーフソムリエは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、一般社団法人AgVenture Lab(あぐラボ)です。 ビーフソムリエは、肉用牛の枝肉形質の生体予測…
2020年2月26日、株式会社セオリアは、総額1億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 お金の悩みを専門家に無料で相談できるサービス「おかねアンサー」を運営しています。 ファイナンシ…
2022年9月30日、株式会社グリーンエースは、資金調達を実施したことを発表しました。 グリーンエースは、農産物のアップサイクルに取り組む東京農工大学発のスタートアップです。 東京農工大学とJA全農と…
2020年9月3日、株式会社スナックミーは、総額約2億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、沖縄県のビール・メーカーであるオリオンビール株式会社とのコラボレーションで開発した、…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…