創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年8月5日ARクラウドプラットフォーム「Pretia」を開発・提供する「プレティア・テクノロジーズ」が7億円調達
2022年8月4日、プレティア・テクノロジーズ株式会社は、総額約7億円の資金調達を実施したことを発表しました。
プレティア・テクノロジーズは、ARクラウドプラットフォーム「Pretia」を開発・提供しています。
空間をデータ化し、そのデータを活用したAR体験を簡単につくることができるプラットフォームです。
精度の高い自己位置推定によって空間に埋め込まれたコンテンツを呼び出し、特定地点において“複数人”で同時に体験できることを特徴としています。
開発者は、「Pretia」が提供する、3Dスキャナアプリ、開発者コンソール、Unity上へのマップ取り込み・ARコンテンツの埋め込みなどをサポートするPretia SDKを利用し、複数人が同時に体験できるARコンテンツを作成することができます。
今回の資金は、開発体制の強化・製品品質の向上・開発者コミュニティの支援に充当します。
—
VRやARなどのxR技術は次世代技術として盛んに開発が行われており、エンターテインメントへの活用だけでなく、不動産の内見や展示会などビジネスでの活用も進み、さまざまな企業に注目されています。
VR(Virtual Reality, 仮想現実)は、メタバースの流行などもあり、なんとなくイメージできる人は増えているでしょう。
しかしARはまだ活用事例が限定的であり、よく知らない人も多いかもしれません。
AR(Augmented Reality, 拡張現実)とは、現実空間にデジタルデータ/コンテンツを重ね合わせて表示することで、現実空間を拡張する技術です。現実世界とデジタル世界を重ね合わせて表示するには、スマートフォンのカメラや、専用のメガネ型デバイスであるARグラス(ARメガネ)が利用されます。
ARを活用したプロダクトとして有名なのものに、Niantic社と株式会社ポケモンが共同開発したスマートフォン向け位置情報ゲームアプリ「Pokémon GO(ポケモン GO)」が挙げられます。
「Pokémon GO」では、スマートフォンのカメラを通じ、現実空間にポケモン(デジタルコンテンツ)を重ね合わせて表示させることができます。また、位置情報を利用しており、特定の場所に行くということがゲームシステムに組み込まれています。
他にも、ファッションアイテムのECにおいて、自身の身体を撮影することで、バーチャルな試着が行えるサービスなどもARを活用したもののひとつです。
このように、現実とデジタルを融合させた体験を提供するものがARなのですが、ARでリッチな体験を提供するには開発難度とコストが高いことが課題となっています。
プレティア・テクノロジーズは、ARクラウドプラットフォーム「Pretia」の提供によりこの課題を解決し、ARの活用を促すことを目指しています。
最新技術の開発には資金調達が重要です。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | AR Pretia Pretia SDK SDK クラウド プラットフォーム プレティア・テクノロジーズ 拡張現実 株式会社 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2021年12月20日、株式会社Mitekiは、BEENOS株式会社の連結子会社BEENOS Entertainment株式会社が提供する「Groobee(グルービー)」と連携し、ECに特化したオンラ…
2022年8月3日、Varinos株式会社は、総額6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Varinosは、ゲノムテクノロジーを用いた遺伝学的検査の開発・臨床実装を展開しています。 2017年…
2020年1月8日、株式会社キャスターは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ディップ株式会社です。 オンライン・アシスタント・サービス「CASTER BIZ」、在宅勤務スタッフを派遣す…
日本スタートアップ支援協会は、「日本スタートアップ支援 1号投資事業有限責任組合」(協会ファンド)に関して、2020年9月30日(水)に、SMBCベンチャーキャピタル株式会社から出資を受けたことを発表…
2022年2月7日、株式会社zipunkは、5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、B2BビデオコラボレーションSaaS「Quden(クデン)」を正式リリースしたことも併せて発表…
大久保の視点
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…