注目のスタートアップ

デジタルファブリケーション技術を活用した建築設計事業などを手掛ける「VUILD」が1.4億円調達

company

2022年7月29日、VUILD株式会社は、総額約1億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、コクヨ株式会社、小豆島ヘルシーランド株式会社、株式会社スピーディ、野原ホールディングス株式会社、株式会社hope forなどです。

VUILDは、デジタルファブリケーション技術を活用した家具の製作や住宅などの建築設計事業、3D木材加工機「ShopBot」の輸入販売事業、木材のクラウドプレカットサービス「EMARF」、学びと実践の場を提供するサブスクリプション型サービス「EMARF CONNECT」、デジタル家づくりプラットフォーム「NESTING」などを展開しています。

今回の資金調達により、各出資企業との関係性を強化し、VUILDが持つデジタルテクノロジーを各社の事業領域に活用し、協業関係を進めていきます。

デジタルファブリケーションとは、3Dプリンターやレーザー加工機などのデジタル工作機器を用いたものづくり技術のことです。

3Dプリンターやレーザー加工機は、3Dデータや2Dデータからモノを作り出すことができるため、手作業では熟練の技術が必要となる複雑なモノや、精密なモノを誰でも制作できるという大きな特徴を有しています。

国内ではデジタルファブリケーションの認知度は低いのですが、アメリカなど海外ではすでに広く普及しており、ものづくりの現場や個人の制作で活用され、ものづくりの環境に大きな変革をもたらしています。

国内のものづくりの現場では、職人の高齢化や人手不足が大きな課題となっています。そのため、デジタルファブリケーションはアイデアを即座に実践しモノを制作できるものとして、今後の普及が予測されています。

VUILDは、デジタルファブリケーションにおいて豊富な知見を有しています。さまざまな企業との協業を通じて、国内のデジタルファブリケーションの普及に貢献することを目指しています。

最新のテクノロジーやツールは、さまざまな産業に大きな変革をもたらしています。しかし国内では何らかの理由により他国よりもテクノロジー・ツールの活用が遅れている領域が多いことが課題となっています。このままテクノロジーの活用が遅れてしまうと相対的に競争力が落ちていくことになるため、積極的に活用することが必要です。累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ EMARF EMARF CONNECT ShopBot VUILD オンライン サブスクリプション テクノロジー デザイン デジタル デジタルファブリケーション プラットフォーム ものづくり 家具 建築 手法 技術 木工 木材 株式会社 設計 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ノーコード予測AI「UMWELT」を提供する「トライエッティング」が2.5億円調達
2023年9月7日、株式会社トライエッティングは、総額約2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 トライエッティングは、ノーコード予測AI「UMWELT(ウムベルト)」、自動シフト作…
ブロックチェーンなどを活用した推し活プラットフォームなどを開発する「oshimo」が4,000万円調達
2022年10月12日、oshimo株式会社は、4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 oshimoは、ブロックチェーンやNFTなどWeb3のテクノロジーを用いた推し活プラットフォーム…
スタートアップコンテスト「TOKYO STARTUP GATEWAY」すべてのエントリー者が参加できるオンライン特別講座が開催
特定⾮営利活動法⼈ETIC.は、東京都主催のスタートアップコンテスト「TOKYO STARTUP GATEWAY 2021」の特別企画として「DREAMER’S HIGH道場」(ドリーマーズハイ ドウ…
心不全の新たな細胞療法の研究開発に取り組む「メトセラ」が13.2億円調達
2021年1月4日、株式会社メトセラは、総額約13億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 心不全を対象とした新たな細胞療法の研究開発に取り組んでいます。 開発する「MTC001」はV…
オリジナルIPのVRゲーム開発などを手がける「MyDearest」が11.6億円調達
2023年11月7日、MyDearest株式会社は、総額約11億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 MyDearestは、オリジナルIPのVRゲームを中心に開発・パブリッシングを行…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集