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メタバース「MEs」開発の「O株式会社」が150万ドル調達

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2022年7月6日、O株式会社は、総額150万ドル(約2億円)の資金調達を実施したことを発表しました。

O(オー)は、アーティスト同士がつながり、アイデアを創発しながらクリエイションできるメタバース「MEs(ミーズ)」を開発しています。

アナログでしかだめだと思われていたクリエイションプロセスにおいて、アナログの良さを再現し、さらにデジタルの力で場所・容量を取り払うことで、より自由な創作の場を提供することを目的としています。

2022年夏に第1弾となる3Dファイルシステム「MEsパーソナルナレッジ コレクション」、2022年冬に第2弾となるメタバース空間上のサービス「MEsマルチプレイヤーワールド」のリリースを予定しています。

「MEsパーソナルナレッジ コレクション」は、思考の過程を保存できる3Dファイルシステムです。データの形式やプラットフォームに縛られず、自由にファイルをアップロードでき、創作・思考の過程を視覚化できるサービスです。

「MEsマルチプレイヤーワールド」は、クリエイターやアーティストがつながり交流できるメタバースです。自身のワールドでの作品の展示や、他ユーザーのメタバースを訪問してアイデアを育てることができます。

今回の資金は、エンジニアをはじめとした人材採用に充当します。

1994年、フランス南東部にあるショーヴェ洞窟で、3万年以上前に描かれた世界最古級の壁画が発見されました。

この洞窟には当時の動物の絵や手形など1,000点以上が描かれています。この壁画を見て3万年以上前から人間が芸術活動を行っていた証拠であると考える人も多く存在しています。

それから人類史は進み、産業革命が起きてからも人間は創作活動をやめることはなく、今もなお世界中で無数の作品が生み出されています。

ここ数年はテクノロジーの進化も著しく、ビジネスの世界ではAIなどが導入され、以前では考えられないようなイノベーションが起きたり、大幅な効率化が実現されています。

一方で、創作の領域では、テクノロジーによるイノベーションや大幅な効率化などは実現されていません。

「MEs」は、メタバースによる創作環境を構築することで、クリエイターの創造性を解放することを目指しています。

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カテゴリ 有望企業
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