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クラウドソリューション事業やモビリティ事業などを展開する「クララオンライン」が資金調達

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2022年6月30日、株式会社クララオンラインは、資金調達を実施したことを発表しました。

クララオンラインは、クラウドソリューション事業・ビジネスコンサルティング事業や、グループ企業を通じ、シェアサイクルサービス「チャリチャリ」(neuet株式会社)、中古スポーツ自転車買取・販売「バイチャリ」(株式会社ちゃりカンパニー)、自転車の製造・貿易・物流事業(wimo株式会社)、スポーツITソリューションサービス(株式会社スポーツITソリューション)を展開しています。

「チャリチャリ」は、グループ企業のneuet株式会社を通じて提供しているシェアサイクルサービスです。

福岡市とは共同事業として、2022年5月30日時点で、約2,500台の自転車と500カ所以上のポートを展開しています。

また、熊本エリアでは、「熊本市シェアサイクル実証実験事業」の共同事業者として採択され、2022年4月28日からサービスを開始しています。

2022年7月時点で展開しているエリアは、福岡、名古屋、東京、熊本となっています。

スポーツ分野では、スポーツITソリューションを展開してきたノウハウを活かし、プロバスケットボールチーム「東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(TUBC)」を設立し、2022年シーズンからB3リーグでの参戦が決定しています。

今回の資金は、成長するモビリティ事業のさらなる加速のためのエンジニアリングの強化やデータ活用、パートナーシップによる連携拡大に充当します。

温室効果ガス排出の削減のため、クリーンな乗り物の開発・普及が世界的に推進されています。

とくに自動車については、単独での移動が多く、かつ移動距離も10km以内が中心であることから、利用実態に即したモビリティ(乗り物)の開発・普及が必要です。

比較的歴史のある乗り物のひとつに自転車があります。自転車は生活における移動手段として定着しており、普及に社会的な整備が必要ないことがメリットです。

また、自転車の利便性をさらに高めるサービスであるシェアサイクルの整備も着実に進められています。

シェアサイクルとは、街中に設置されたポート(自転車の貸出・返却拠点)から自転車を借り、好きなポートに返却できるサービスです。

自転車を借りられるサービスとしては、観光地などにおけるレンタサイクルがあります。

しかしレンタサイクルは数時間単位でレンタルし、営業時間内にその拠点に自転車を返却するという仕組みであるため、街中でのカジュアルな利用には向いていません。

シェアサイクルは、自宅から駅への移動、駅から目的地への移動、観光地でのちょっとした移動などさまざまな目的で便利に利用できます。ポートの整備が進めば、どこにいても自転車を借りたり返却できるようになるため、新たな公共的な交通として注目されています。

自転車にはモーターによって推進をサポートしてくれる電動自転車もあります。体力のない人や、坂道でも楽に走れるようになるため、より多くの人が利用できることでしょう。

また、自転車以外にも普及のための取り組みが進んでいるのが電動キックボードです。

こちらは自転車よりもさらに構造がシンプルであるため、整備などが容易であるというメリットがありますし、すぐに足がつくため自転車よりも安全であるという特徴があります。

自転車は素早く移動できる。電動キックボードは安全に、身軽に移動できるという特徴があります。

どちらかが上位互換であるというわけではないため、シェアサイクルと電動キックボードシェアリングは同時に普及していくか、もしくは街の特性に合わせて普及していくと考えられます。

新たなビジネスでは、自治体や他社との連携が必要となる場合があります。「冊子版創業手帳」では、人脈を作るためのノウハウについて詳しく解説しています。

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