注目のスタートアップ

住宅確保困難者向け住居支援事業を展開する「Rennovater」が1.25億円調達

company

2022年6月24日、Rennovater株式会社は、総額1億2,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Rennovaterは、生活保護世帯などの住宅確保困難者に向けた住居支援事業を展開しています。

住宅確保困難者に良質な住居を低賃料で提供するほか、入居後のメンテナンスや相談などにより生活を支援しています。また、生活・自立支援サービスなどと連携し、入居者の生活支援や就労支援を行っています。

中古住宅・空き家を購入・再生することで低廉な価格を実現しています。

2022年6月現在、大阪府・京都府でサービスを提供しています。

今回の資金は、物件の確保、採用強化、対象エリアのさらなる拡大、機能拡充、仲介サービスといった周辺領域の新規事業の開発に充当します。

住宅セーフティネット法は、居住に課題を抱える人を住宅確保要配慮者と定義しています。

居住に課題を抱える人とは、低所得者や、高齢者、障害者などです。これらの層の人びとは、低家賃の住宅が少なく入居が拒否されることもあるため、住宅を見つけることが困難なのです。

こうした人びとの居住を支援するものとしては公営住宅がありますが、今後の住宅確保要配慮者の増加に対し公営住宅の数が足りないことが予測されています。

この課題を解決するため、新たな施策として2017年10月から住宅セーフティネット制度がスタートしています。

この住宅セーフティネット制度では、住宅確保要配慮者の入居を拒まない賃貸住宅の登録と、登録住宅の改修・入居者への経済的な支援などを行っています。

一方で、こうしたセーフティネットから漏れてしまうケースも多く、Rennovaterはこうした人びとを支援するため住宅支援事業を展開しています。

住宅の確保にあたっては空き家を活用しているため、空き家問題の解決に資する事業としても注目が必要です。

生活には住宅が必要となりますが、企業活動にはオフィスが必要となります。しかし初めての起業の場合、どのようなオフィスを選べばいいのかわからないこともあるでしょう。「冊子版創業手帳」では、創業期におすすめするオフィスの形態について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ 中古住宅 住宅 株式会社 生活 空き家 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AI屋内位置測位システム「TRAILS」を手がける「zeteoh」が資金調達
2024年2月14日、zeteoh株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 zeteohは、AI屋内位置測位システム「TRAILS」を開発しています。 スマートフォンを活用し、ビーコン不要で…
モバイル胎児モニターを核とした周産期遠隔医療プラットフォームを展開する「メロディ・インターナショナル」が1.1億円調達
2023年11月29日、メロディ・インターナショナル株式会社は、総額1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 メロディ・インターナショナルは、モバイル胎児モニターを核とした周産期遠隔…
「MeSHLIFE」が不動産取引における契約書類作成・管理ツール「smooos」β版を公開
2023年1月24日、株式会社MeSHLIFEは、「smooos(スムース)」β版を公開したことを発表しました。 「smooos」は、不動産取引における契約書類作成・管理ツールです。 不動産売買を主取…
LINEを活用したマーケティングソリューションの企画・制作・開発・運用を支援する「DOTZ」が1.8億円調達
2022年3月17日、DOTZ株式会社は、総額約1億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 LINE公式アカウントを活用したフルファネルマーケティングをゼロから企画する「フルオーダーメ…
ヘリカル型核融合炉の開発を目指す「Helical Fusion」が資金調達
2022年11月8日、株式会社Helical Fusionは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、KDDI Green Partners Fundと、Nikon-SBI Innovati…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集