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セールスイネーブルメントクラウド提供の「ナレッジワーク」が2億円調達

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2022年6月17日、株式会社ナレッジワークは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。

2022年4月20日には、10億円の資金調達を発表しています。

ナレッジワークは、セールスイネーブルメントクラウド「ナレッジワーク」を提供しています。

セールスイネーブルメントに必要となるナレッジ領域・ラーニング領域・ワーク領域などをひとつのツールで実現するクラウドサービスです。

具体的には、営業資料・動画や、過去の提案書、営業ノウハウを素早く発見できるドキュメント・データベース管理機能、資料・動画を教材とした学習プログラムの作成機能、営業資料・動画、営業ノウハウの利用状況や学習コースの受講状況を把握・分析できる機能などを提供しています。

また、セールスイネーブルメントやナレッジ共有に関する知見を持つコンサルタントが個別に伴走支援することも特徴としています。

今回の資金調達を通じ、SalesTechを展開する事業会社との連携を推進します。

具体的には、CRM企業であるSalesforce、BtoBビジネス向け顧客戦略プラットフォーム「FORCAS」を展開するユーザベース、営業DXサービス「Sansan」を展開するSansanとの事業連携を通じ、国内におけるセールスイネーブルメントの普及と顧客への提供価値の向上に取り組みます。

従来の営業活動では、営業担当者のスキルや体力が重要でした。しかしそのノウハウが属人化してしまい、営業が組織として成長していけないことが課題となっていました。

セールスイネーブルメントは、この属人化しがちな営業プロセスを可視化し、強化・改善に取り組んだり、その取り組みの効果などを数値化することで、営業活動・組織を強化・改善していく総合的な取り組みのことです。

アメリカで提唱された手法ですが、営業に課題を抱える日本の企業においても注目されるようになってきています。

というのもセールスイネーブルメントは数値分析により営業活動の最適化・効率化を目指すものであるため、どのような営業組織でもある程度の効果を出せることがわかってきたからです。

アメリカではすでに導入率が7割を超えており、セールスイネーブルメントは営業力強化のためのグローバルスタンダードとなると考えられています。

日本においても導入が拡大していくことが予測されているため、競争力を高めたい企業は導入の検討も必要かもしれません。

営業は、企業の売上を向上させるために必要な業務です。しかし、リソースの足りない創業期は、満足できる営業を行えないかもしれません。「冊子版創業手帳」では、少しでも営業の成功率を上げるため、営業ツールの導入や、販路開拓の方法などのノウハウを提供しています。

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カテゴリ 有望企業
関連タグ SalesTech カイゼン セールスイネーブルメント セールステック ナレッジワーク 営業 改善 株式会社 組織 資金調達
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