注目のスタートアップ

法⼈向けコンプライアンスデータベース提供の「KYCコンサルティング」が資金調達

company

2022年6月8日、KYCコンサルティング株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

KYCコンサルティングは、コンプライアンスチェックツール「Risk Analyze(リスクアナライズ)」と、⾼機能リスク情報検索システム「Solomon(ソロモン)」を提供しています。

「Risk Analyze」は、リスク情報の検索に特化した検索エンジンです。検索したい対象の名前・社名を入力することで、コンプライアンスチェックにおける、属性チェック、アンチ・マネーロンダリング(AML)、公的要⼈(PEPs)、テロ資⾦供与対策(CFT)、汚職・腐敗などをチェックできます。

「Solomon」は、API連携によるリスク情報検索システムです。「Risk Analyze」と同様に情報をチェックすることができます。

API連携によって自社システム/プラットフォームに連携することで、これまでよりも効率的にコンプライアンスチェックを実施できることを特徴としています。

今回の資金は、より高度なAIの開発、顧客提供システムの高機能化・機能拡充、組織拡大、販売システムの拡充、グローバル展開のためのシステム拡充と体制の構築に充当します。

コンプライアンスチェックとは、取引先企業・人に、反社会的勢力と関わっている(もしくは疑われる)組織・人物が所属していないか、不祥事や法令違反がないかなどをチェックすることです。

相手がコンプライアンスに違反していたと知らずに取引を行っていた場合でも、このような企業との取引は社会的な信用の低下を招くことがあります。

コンプライアンスチェックは政府の指針や条例で重要視されていますし、ESG投資が世界的にトレンドとなり、投資機関・投資家はコンプライアンスを遵守する企業に積極的に投資しています。そのためコンプライアンスチェックは経営において非常に重要なものとなっているのです。

コンプライアンスチェックは、インターネットで取引先の情報を検索したり、専門の調査機関に依頼したりして実施します。

自社で一から情報を集めて精査するのは金銭的なコストはかかりませんが時間がかかってしまうことが課題です。また、調査機関に依頼するのは金銭的なコストがかかってしまうため、低コストかつ簡便にコンプライアンスチェックを行える仕組みが求められています。

そこでKYCコンサルティングは、インターネット上のニュース記事、SNSなどのリスク風評、自治体や官公庁の発表した情報などから広範囲にコンプライアンスチェックを実施できる「Risk Analyze」とコンプライアンスチェックをさらに効率化する「Solomon」を提供しています。

信頼できる情報は起業においても武器となります。「冊子版創業手帳」では、起業家・専門家の生の声から情報を精査し、本当に使える起業ノウハウだけを掲載しています。無料で入手できますので、ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ KYCコンサルティング Risk Analyze Solomon コンプライアンス システム ソロモン データベース リスク リスクアナライズ 情報 株式会社 検索 検索エンジン 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

中古仲介+リノベーションサービス「リノベ不動産」を運営する「WAKUWAKU」が7億円調達
2023年6月21日、株式会社WAKUWAKUは、総額7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 WAKUWAKUは、中古仲介+リノベーションのワンストップサービス「リノベ不動産」や、「リノベ不動…
アジアへの越境ECを支援する「アジアンブリッジ」と「ラバブルマーケティンググループ」が資本業務提携
株式会社ラバブルマーケティンググループは、アジアンブリッジ株式会社と、資本業務提携したことを発表しました。 アジアンブリッジは、アジア向け越境EC支援事業として、FDA申請、貿易、フルフィルメントなど…
産業用精密3Dプリンターの専門メーカー「BMF」が4,300万ドル調達
2022年8月9日、BMF Japan株式会社は、Boston Micro Fabricationが、4,300万ドル(約58億円)の資金調達を実施したことを発表しました。 Boston Micro …
海外進出支援プログラム「X-HUB TOKYO OUTBOUND PROGRAM 2021 シリコンバレーコース」が開催 申込締切・11/5
2021年10月15日、ジェトロ・スタートアップ支援課は、「X-HUB TOKYO OUTBOUND PROGRAM 2021 シリコンバレーコース」のエントリーを開始したことを発表しました。 「X-…
高タンパク・低カロリー・低脂質のプロテインアイスクリーム「pocotein」を手がける「KULBAY」が1億円調達
2025年2月17日、株式会社KULBAYは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 KULBAYは、高タンパク・低カロリー・低脂質のプロテインアイスクリーム「pocotein(ポコテイン…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集