創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年6月1日AI映像対話システム「Talk With」開発・提供の「シルバコンパス」が1億円調達

2022年5月31日、株式会社シルバコンパスは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。
シルバコンパスは、AI映像対話システム「Talk With」を開発・提供しています。
AIと映像を組み合わせ、自然な対話体験を提供できるシステムです。対話をメインとする対人業務支援や、エンターテインメント領域での企画・開発・販売を行っています。
また、シルバコンパスはほかに、調剤薬局のピッキング作業を支援するシステム「PickingCompass(ピッキングコンパス)」を提供しています。
今回の資金は、「Talk With」の開発と、「Talk With」を活用したBtoCビジネスのサービスの開始に充当します。
—
私たちが自然に行っている会話(対話・コミュニケーション)は、実際のところ非常に複雑な構造をしています。
言語は、哲学など人文学からのアプローチや、脳・計算機の働きとして言語を捉えようとするアプローチなど、様々な視点で研究されていますが、いまだ判明していない部分も数多くあります。
そして人間の言語活動は意識と密接な関係があるとされます。そのため、コンピューターなどの人工物が自在に言語を操るためには、意識が必要なのではないかという考えもあります。
たしかにAIを活用したチャットボットは言葉を話します。近年はAI技術が発展してきたため、人間の問いかけに高い精度で答えることもできます。しかしそれは膨大なパターンの会話を学習しているからです。もし想定外の質問がきた場合、チャットボットは人間のように返答することはできません。このように、現在でもAIが自然な会話を行うのは困難なこととなっているのです。
シルバコンパスの「Talk With」は詳細が明らかになっていませんが、自然な対話を再現したAIシステムです。今後様々な企業と連携しサービスやコンテンツを広げていくとしているため、どのようなプロダクトなのか、そしてどのように展開されるのか注目が必要です。
事業の拡大には資金調達が重要です。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、創業期の資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | AI Talk With エンターテインメント システム シルバコンパス 対話 映像 株式会社 業務支援 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年12月13日、株式会社ccppは、資金調達を実施したこと、および、2022年12月2日に会社を設立したことを発表しました。 ccppは、AIイラストを閲覧・投稿できる専門サイト「chichi…
2023年7月11日、Sotas株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Sotasは、化学産業に特化した生産・在庫管理・受発注システム「Sotas工程管理」や、化学産業データベース「Sot…
2022年3月30日、株式会社リンケージは、総額約5億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 リンケージは、従業員のストレス要因を多角的に分析できるメンタルウェルネスサービス「Rasi…
2019年11月18日、デジタルグリッド株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 電力の自由な選択・売買を可能とするプラットフォーム「デジタルグリッドプラットフォーム(DGP)」の構築を進め…
2022年8月17日、株式会社ベクトルの子会社である株式会社INFLUENCER BANKは、株式会社メモリアと業務提携契約を締結したことを発表しました。 また業務提携により、企業向けに「NFTマーケ…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…