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自動車への広告出稿・効果測定可能な広告プラットフォーム「WithDrive」提供の「Essen」が資金調達

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2022年5月31日、株式会社Essenは、資金調達を実施したことを発表しました。

Essenは、車両広告プラットフォーム「WithDrive」を提供しています。

自動車のリアガラスに広告を掲載して収入を得たいドライバーと、車両に広告を出稿したい広告主をつなげる新たな広告プラットフォームです。

今回の資金は、すでにインプレッション数の測定に活用しているビッグデータから、高精度にコンバージョンを測定するデータセントリックなAIの開発に充当します。

また、提供エリアを現在の神奈川県川崎市から全国へと展開していくため、順次エリアを拡大していきます。

屋外広告や交通広告など、生活者が家の外で接触する広告をOOH(Out Of Home)広告と呼びます

OOH広告は、テレビ広告やインターネット広告などと比べると主流な広告ではありません。

しかし近年インターネット広告では、競合が急激に増えていること、ネット広告ではリーチできない層がいること、消費者に対するネット広告の印象がよくないこと、世界的なプライバシー保護の流れによりネット上でのターゲティングが難しくなっていくことなどにより別の広告媒体に注目が移り始めています。

なかでもOOH広告は、ネット広告にはない様々な特徴・メリットがあるため近年注目されている媒体のひとつです。

たとえば、新宿東口の大型ビジョン「クロス新宿ビジョン」で放映された飛び出すように見える猫の映像が話題となったことは記憶に新しいことでしょう。視覚的にインパクトがある映像であるため、SNSで拡散されました。これによりOOH広告は工夫次第でネット上でも大きな宣伝効果を発揮するものとして注目されています。

一方でOOH広告はアナログな広告であるため効果測定が難しいという課題があります。効果が明確でないためOOH広告に取り組みたいと考えている企業が二の足を踏んでしまうこともあります。

「WithDrive」は、自動車のリアガラスのスペースを貸してくれるドライバーと、そこに広告を出稿したい広告主をマッチングする広告プラットフォームです。さらにAIを活用することで、効果測定が難しいオフライン広告の課題を解決することを目指しています。

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カテゴリ 有望企業
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