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2022年5月13日キャンプ道具のシェアリングサービス「ソトリスト」など展開の「URAKATA」が資金調達

2022年5月11日、株式会社URAKATAは、資金調達を実施したことを発表しました。
URAKATAは、キャンプ用品のシェアリングサービス「ソトリスト」、キャンプ情報メディア「ソトマガ」、キャンプ場予約システム、非対面式のスマートチェックインシステムを展開しています。
「ソトリスト」は、自宅や倉庫に眠っているキャンプ用品を無料で預かり、他ユーザーにレンタルすることで、キャンプ用品を有効活用するシェアリングサービスです。
預けた用品がレンタルされれば利用料の20%の報酬を受け取ることができます。
用品の貸し出しには実店舗を利用しており、2022年5月現在、沖縄県浦添市、名護市、山梨県富士吉田市(河口湖店)の3店舗を構えています。
また、「ソトリスト」ではキャンプ用品のレンタルと同時にキャンプ場を予約することもできます。
今回の資金は、富士山周辺エリア(山梨・静岡)への展開エリアの拡大や、サポート体制の強化に充当します。
また、沖縄エリアでは、アウトドアコンテンツの開発や、新たなキャンプ場施設向けの支援事業を拡大します。
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新型コロナウイルス感染症の影響により、2020年の国内アウトドア市場の市場規模は若干の縮小を見せました。
とはいえ、ソロキャンプの流行やキャンプを楽しむ層の多様化などもあり、キャンプ市場は今後の堅調な伸びが予想されています。
アウトドア用品市場も大きく拡大しており、たとえば有名な国内アウトドアメーカーであるスノーピークの売上高は2013年から急激に伸びており、2021年には223億円の売上高を記録しています。
キャンプにおいては、様々なキャンプ用品を設置し使用することも楽しみのひとつとなっています。そのため愛好家はついついキャンプ用品を買い揃えたくなってしまうものです。
しかしキャンプ用品はかさばるものが多いため、自宅のスペースを占拠してしまいますし、スペースがなくなってしまえば新たなキャンプ用品を買うことができなくなってしまいます。
URAKATAはこの課題を解決するため、キャンプ用品のシェアリングサービス「ソトリスト」を展開しています。
キャンプ愛好家は自宅・倉庫に眠っているキャンプ用品を無料で預けることができ、さらにはそれによって収益を得ることもできます。
そして、様々なキャンプ用品を使いたい人に貸し出すことで、キャンプ用品を有効に活用することを可能にしています。
株式会社URAKATAのコメント
このニュースを受けまして、株式会社URAKATA 代表取締役 山田慎也氏よりコメントが届きました。
・今回の資金調達の目的は何ですか?
弊社のサービス「ソトリスト」は、国内でも珍しいキャンプ用品を専門としたシェアリングサービスです。
この度の調達は、これまで本社機能を有する沖縄県を中心とした展開から、国内でも人気のキャンプ場施設が集中する富士山周辺エリア(山梨・静岡)へ展開を目的とした「ソトリスト河口湖店」のオープン。
沖縄エリアではさらに手軽に外遊び体験を楽しめるアウトドアコンテンツの開発や、新たなキャンプ場施設向けの支援事業を拡大します。
重ねてユーザの増加に伴うサポート体制における採用強化と運用システムの最適化を実施し更なるエリア拡大を加速させていきます。
・今後の展望を教えてください。
全国どこでも気軽にキャンプを楽しめる環境を実現していくため、ソトリスト河口湖店をはじめ更なる利用者の拡大や展開エリアの拡大を見越しています。
また、ソトリストの展開エリアが拡大していくことで遠方や、旅行先でのレジャー系の道具の課題を滞在先で解決することができます。
キャンプは余暇を楽しむレジャーとしての魅力だけではなく、体験を通じて地方の魅力に触れることで、その土地でしか観ることができない景色や季節の風景、食文化などに触れる機会が多く存在します。
アウトドアをメインとした旅行シーンの普及を拡大していけるのもソトリストの特徴ですので、キャンプで地方経済の活発化も視野に入れたエリア拡大を目指します。
そして将来的にこの日本初の仕組みを海外へと広げていきたいと考えています。
・読者へのメッセージをお願いします。
読者の皆様、この度は弊社に関する記事を拝読いただき誠にありがとうございます。
沖縄から全国へ、そしてグローバル展開できるサービスを目指して参ります。
キャンプ用品のシェアリングサービス「ソトリスト」の応援を何卒よろしくお願い申し上げます。
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