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心電図から心の状況を可視化するサービス「kokoromil」を提供する「ココロミル」が3,100万円調達

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2022年3月24日、株式会社ココロミルは、総額3,100万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ココロミルは、心電計を使用してストレス状態を可視化するサービス「kokoromil」を開発・提供しています。

心電計には、株式会社ZAIKENが提供するクラウド型ウェアラブル心電計「​duranta」を活用し、得られた心電図から不整脈・ストレス・睡眠を可視化し、睡眠時無呼吸症候群のスクリーニングも同時に行うサービスです。

2020年3月現在、20を超える大学病院に導入されています。

今回の資金は、広告運用や、サービス向上のための開発に充当されます。

強いストレスを受けると、活力の低下、不安、抑鬱、肩こり、頭痛、胃痛、不眠など、心理的・身体的にマイナスの影響が出てしまいます。ストレスが持続的にかかる状態におかれていると、この影響も長く受け続けることになり、大きな病気につながったり、最悪の場合は自殺をしてしまうこともあります。

ストレスは大きな社会課題でもあり生産性にも影響を与えるため、労働者のストレスの状況について定期的に検査を行うストレスチェック制度が2015年12月から施行されました。

ストレスチェックが義務づけられているのは一定数以上の従業員を雇用している企業ですが、健康経営の実現のために積極的に実施している企業も見受けられます。一方で、ストレスチェックは労働者自身の主観にもとづいたものであるため、取りこぼしがあることも事実です。

ココロミルは、心電図から心の状況を可視化するサービス「kokoromil」の提供により、病気が顕在化する前に早期発見できる環境の構築を目指しています。

株式会社ココロミルのコメント

このニュースを受けまして、株式会社ココロミル 代表取締役社長 林大貴氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

今では精神疾患や強いストレスを感じている方でも言い出せず発覚した時にはもう手遅れという方がとても多くいますので守れる命をしっかり守りたいです。

・今後の展望を教えてください。

日本と世界でストレス社会への理解を深めていき。自殺をなくしたい。
また、突然の心疾患で亡くなる方々もこの世の中からなくします。

・読者へのメッセージをお願いします。

創業された方、また企業の社長をやられている方はしっかりサービスを受けていただいたほうがいいかと思います。
あなたが不意の病気で亡くなったとき、スタッフの方はどうするのでしょうか?
ご家族の方はどうするのでしょうか?
たくさんの方に影響を持つ方だからこそ体を一番に考えてください。

ヘルスケアは企業の健康経営にとっても重要です。雇用人数が50人未満の事業場のストレスチェックは任意とされていますが、生産性の向上のためにも実施したほうがよいでしょう。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「総務手帳」では、社労士によるストレスチェック対応について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
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