創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年3月9日次世代のERPの提供を目指す「パトスロゴス」が9.5億円調達

2022年3月9日、株式会社パトスロゴスは、総額9億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
コアERPのSaaS提供の実現を目指しています。
柔軟性のあるERP SaaSの提供により、周辺の専門的なSaaSとの連携を実現し、企業内における様々な業務を効率化することを目的としています。
今回の資金は、コアERPの開発の加速、人材採用に充当されます。
ERP(enterprise resource planning, 企業資源計画)とは、企業内にある情報・リソースを一元管理し、適切に活用する考え方のことです。
また、企業の情報・リソースを一元管理するシステムのこともERPと呼んでおり、実質的に企業の基幹システムとして運用されています。
大手企業では、モノリシック(一枚岩的)と呼ばれる、完全統合型のERPが導入されているケースが目立ちます。
ひとつのERPでありとあらゆる業務に対応できることが大きなメリットですが、運用・管理・保守に多大なコストがかかるほか、バージョンアップも大変で、システムが肥大化していくことが課題となっています。
このモノリシックなERPは柔軟性がなく、企業のDXを拒むもっとも大きな要因であることが多いため、ERPそのものの刷新が重要であるとの認識が強まっています。
パトスロゴスは、次世代のERPをコアERPと呼び、周辺の専門性のあるSaaSと簡単に連携できるシステムとして構築することで企業のDXを推進することを目指しています。
大きな組織ではすでに利用しているシステムがあり、それを変更することには大きな労力が伴います。しかし創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | ERP SaaS 基幹システム 株式会社 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2019年9月17日、パロニム株式会社は、総額約2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 次世代動画テクノロジー「TIG/ティグ」を開発・提供しています。 動画に表示された、商品・音…
2023年3月22日、株式会社villioは、累計1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、1on1を通した人材育成SaaS「Talent Amp」を正式リリースしたことも併せて発表しまし…
2023年4月10日、カリスト株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 カリストは、医療AI研究開発にすぐに使える医用画像データプラットフォームの構築を目指しています。 多様な医…
2024年10月4日、ハッコウホールディングス株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ハッコウホールディングスは、豆発酵食品「醸豆(JYOZ/ジョウズ)」を開発・製造・販売しています。 「…
2023年9月1日、株式会社エイシングは、資金調達を実施したことを発表しました。 エイシングは、エッジデバイスで推論を行うエッジAIの中でも、推論に加えて学習も可能であり、より省メモリなエンドポイント…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…