創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年1月25日高機能性ペプチドDRPを用いた創薬を展開する「Veneno Technologies」が2億円調達

2022年1月25日、Veneno Technologies株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。
高機能性ペプチドDRPを用いた創薬を中心に事業を展開しています。
DRP分子の実用化を可能にする、「圧倒的なDRP遺伝子型ライブラリ」、「新しいDRPハイスループットスクリーニング技術PERISS」、「DRP量産技術」の3つの基盤技術を開発し、オーダーメイドで設計されたペプチドの提供や、研究開発を行っています。
今回の資金は、採用・組織体制の強化、独自のペプチド創薬プラットフォーム技術のさらなる発展、DRP機能性ペプチドを基盤分子とする自社創薬パイプラインの研究開発に充当されます。
ペプチドとは、いくつかのアミノ酸が結合した化合物です。
ホルモンや伝達物質など生体内で重要な生理作用を担うものが多く、血糖値を調整するインスリンや鎮痛作用のあるエンドルフィンは広く知られています。
このペプチドを利用した医薬品をペプチド医薬品と呼び、低分子医薬品は開発の限界が見えてきたことにより、新たな医薬品として近年注目されています。
Veneno Technologiesが注目するDRP(Disulfide-Rich Peptide, ジスルフィドリッチペプチド)とは、毒液の主要な成分であるペプチドです。
強固な構造により、pH、熱、酵素に対して強いという特性を持っています。
毒液は微量でも強力に作用するよう進化してきたものであるため、DRPの研究は新たな創薬につながるものとして注目されています。
しかしDRPはその複雑な構造から製造や合成が難しいという課題があります。
大量かつ安価な生産ができなければDRP創薬における研究開発が進まないため、Veneno Technologiesは大腸菌を用いたDRPの新規の大量生産法を開発しています。
他にもDRP創薬に役立つ基盤技術を複数保有しており、またその技術は別のターゲットに活用できることも確認しています。
研究開発型のビジネスは、資金調達が非常に重要です。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | DRP Veneno Technologies ペプチド ペプチド医薬品 創薬 創薬プラットフォーム 株式会社 資金調達 高機能性ペプチドDRP |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年1月28日、ノイン株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 化粧品ECプラットフォーム「NOIN」を運営しています。 メイクアップ術やメイクの悩みを解決する記事などのコンテンツの発…
2022年12月13日、株式会社ZeQは、株式会社RevCommと業務提携し、「MiiTel」と「Zendesk」との連携アプリケーションを開発し、β版として提供を開始したことを発表しました。 Rev…
2024年2月16日、株式会社スピークバディは、資金調達を実施したことを発表しました。資金調達額は累計16億円となります。 スピークバディは、AI英会話アプリ「スピークバディ」、オンライン英語コーチン…
2025年1月27日、株式会社Gabは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Gabは、エシカルブランドに特化した商品販売・グロース支援プラットフォーム「エシカルな暮らし」と、ゲーム感覚…
2022年11月2日、株式会社GIG-Aは、193万ユーロ(約2.8億円)の資金調達を実施したことを発表しました。 また、東京きらぼしフィナンシャルグループ傘下の株式会社UI銀行との間で、年内にサービ…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…