注目のスタートアップ

法⼈向け後払いサービス「1 month delay payment」など提供の「Payment Technology」が4億円調達

company

2022年1月6日、株式会社Payment Technologyは、総額約4億円の資金調達を実施したことを発表しました。

法⼈向け後払いサービス「1 month delay payment」や、給与前払いサービス「前払いできるくん」・「前払いできるくんLITE」、給与デジタル払い福利厚生サービス「エニペイ」を提供しています。

「1 month delay payment」は、振込代行サービスとクレジットカード決済を組み合わせることで、BtoBにおける取引先への支払いを最適化するサービスです。

このサービスを利用することで、支払いによる資金の減少を20~50日遅らせることができます。

今回の資金は、「1 month delay payment」のWebマーケティングの強化や、「前払いできるくんLITE」のWebマーケティングの強化、売掛金早期回収サービス(2022年1月リリース予定)のシステム拡充・営業体制構築、個人向け後払いサービス(2022年3月リリース予定)のシステム構築・アプリ開発・Webマーケティングの実施に充当されます。

資金繰りの問題は、法人・個人共にたびたび起こり得る問題です。

企業の場合、大きな資金繰りの問題が生じてしまうと、黒字倒産といったことになりかねません。個人の場合は、生活に支障が生じてしまいます。

近年、こういった資金繰りの課題をテクノロジーによって解決するサービスが登場しています。

特に、売上債権を期日前に一定の手数料を徴収して買い取るサービスであるファクタリングサービスは、貸金・金融事業ではないため許認可が不要であることから、多くのスタートアップが参入しています。

たとえば、支払いサイトが長い建設業界ではファクタリングや立替のニーズが高く、建設業に特化したサービスが登場しています。

一方、給与前払いサービスは、働いた分の給与を給与日を待たずに受け取れるサービスです。主に福利厚生として導入されています。

従業員は必要なタイミングでいつでも給与を受け取ることができるため、導入によって満足度の向上や、求人応募数の増加、定着率の向上などの効果があります。

新型コロナウイルス感染症の影響によって前払いのニーズが高まったこともあり、認知度も向上しています。

資金繰りは創業期において重要な要素です。もし資金繰りが上手くいかなければ、黒字なのに事業を畳まなくてはならないこともあるからです。「冊子版創業手帳」では、創業期の資金繰りや、キャッシュフローを見極めるためのノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB Payment Technology サービス 前払い 後払い 支払い 株式会社 福利厚生 給与 資金繰り 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「在宅療養環境整備事業(被害者保護増進等事業費補助金)」
国土交通省は「在宅療養環境整備事業(被害者保護増進等事業費補助金)」の公募を開始したことを発表しました。 自動車事故により重度の後遺障害者が引き続き住み慣れた地域での生活を継続したいというニーズがある…
XRゲームを開発する「Thirdverse」が2億円調達
2025年9月5日、株式会社Thirdverseは、総額2億円の資金調達を発表しました。 また、ハリウッド俳優・プロデューサーである、マシ・オカ氏が戦略的投資家兼アドバイザーとして参画しました。 Th…
国際物流サービスをワンストップで提供する「エフシースタンダードロジックス」に「D Capital」が資本参加
2022年5月30日、エフシースタンダードロジックス株式会社とグループ企業の中外海運倉庫株式会社は、D Capital株式会社が運営する「D Capital 1号投資事業有限責任組合」が出資する特別目…
便失禁・尿失禁の治療を目的とした細胞治療を開発する「イノバセル」が4億円調達
2025年5月14日、イノバセル株式会社は、約4億円の資金調達を発表しました。 イノバセルは、切迫性/漏出性便失禁や腹圧性尿失禁を治療するための再生医療等製品の研究開発・事業化に取り組んでいます。 も…
船の自動運転技術を開発する「エイトノット」が「セイカダイヤエンジン」と資本業務提携
2023年8月1日、株式会社エイトノットは、セイカダイヤエンジン株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 エイトノットは、自動操船アシストと将来的に無人航行を可能にする小型船舶向け自律…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集