注目のスタートアップ

車中泊スポットのシェアリング・サービスなど運営の「Carstay」が1.1億円調達

company

2021年12月1日、Carstay株式会社は、総額約1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

キャンピングカーと車中泊スポットのシェアリングサービス「Carstay」や、バンライフ情報メディア「バンライフジャパン」を運営しています。

今回の資金は、「Carstay」の顧客満足度向上のための施策や、プロダクトの強化や新規事業の立ち上げのための人材採用に充当されます。

バンライフとは車を中心としたライフスタイルを指します。

2011年、Instagramで「#vanlife」というハッシュタグを初めて使い車上生活を発信したフォトブロガーであるフォスター・ハンティントン氏が火付け役となり、バンライフは大きなムーブメントとなりました。

ミニマムな暮らしとアウトドア性を両立させるものとして、日本でもブロガー・YouTuber・インスタグラマーなどのインフルエンサーが中心となってバンライフを実践しています。

バンライフは、好きな場所に移動できることや、家賃がかからないこと、毎日に刺激があることなどがメリットとなっています。

一方デメリットも多く、ゴミ捨ての問題、天候・季節の問題、駐車場の問題、水回りの問題などがあります。

道の駅などでは車中泊を禁止しているところも多く、快適に車中泊ができるスポットを網羅しているポータルサイトなどはバンライフを実践している人にとっては必須のものとなっています。

また、新型コロナウイルス感染症の流行によりテレワークが普及し、住む場所に縛られない生き方を選択する人も増えています。

たとえば、住居のサブスクリプションサービスが登場して注目されるなど、自由な生き方を実現するサービスは今後も増加していくでしょう。

Carstay株式会社のコメント

このニュースを受けまして、Carstay株式会社よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的はなんですか?

主に今後のバンライフ事業の更なる拡大に向けて、プロダクトの強化や新規事業の立ち上げを目的として、エンジニアおよびカスタマーサクセス担当の採用のためです。

地方自治体や地方の事業者への営業も強化し、各地でバンライフを介した地方活性化も視野に、長期的なプロジェクトとした事業を展開していきます。

・今後の展望を教えください。

昨今、新たな旅行スタイルとしてのバンライフが注目されています。
さらに、クルマの自動運転やEV化が進むことで、今後は一ライフスタイル、より大きな意味、より生活に浸透したライフスタイルとしての「バンライフ」に注目が集まると思っています。

そんな中で、Carstayの社会での役割は大きくなってきます。
VCや大企業の方々が、Carstayの存在意義やビジョンをバックアップしてくださることで、バンライフの浸透はより加速します。

今回の資金調達は大変大きな一歩だと考えています。
いつでも、だれもが自由な場所、好きな人たちと過ごせるという、自由で豊かな未来を実現するため、Carstayはバンライフを通じて、全国各地に新たな文化と市場を創造して参ります。

2025年までに、100万人ものユーザーに利活用されるバンライフのプラットフォームになることを目指しています。

・読者へのメッセージをお願いします。

今後、これまで主に“足”として見られていなかったクルマですが、クルマに対するこれまでの固定概念をなくし、応用利用することで、クルマの使い方は“進化”します。

それに加え、クルマは自動運転やEV化、内装の変化により、より深くみなさんの生活に入り込み、“相棒”のような存在になると予想しています。

ぜひ、まずは、自由に動ける「動く家」「動くホテル」「動くオフィス」として「Carstay(https://carstay.jp/ja)」に登録されているキャンピングカーや車中泊仕様のクルマをご活用いただき、新しいクルマの存在価値を発見するために、バンライフを体感してみませんか?「もはやこれは、クルマではないのでは?!」を感じられるかと思います。

起業においても役立つシェアリングサービスがあります。「冊子版創業手帳」では、創業期におすすめのシェアオフィスやコワーキングスペースなどのオフィス形態について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Carstay VANLIFE VANLIFE JAPAN カー・シェアリング カーステイ キャンピングカー シェアリング バンシェア バンライフ 株式会社 資金調達 車中泊
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「創業手帳」によるオンライン・セミナー「初めての競合比較分析」が1/13に開催 受講者募集中
創業手帳株式会社は、「初めての競合比較分析」を2021年1月13日(水)に開催することを発表しました。 「初めての競合比較分析」は、だれでもすぐに始められる簡単なマーケティングの考え方を手順を追って説…
ミューラル(壁画)プロデュース事業の「WALL SHARE」が資金調達 「三菱鉛筆」と資本業務提携
2022年6月30日、WALL SHARE株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。また、三菱鉛筆との間で資本・業務提携に関する契約を締結しています。 WALL SHAREは、多数のアーティス…
細胞の品質管理技術を手がける「Quastella」が資金調達
2023年10月19日、株式会社Quastellaは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、愛知県のディープテック推進事業「Aichi Deeptech Launchpad」のアクセラレーショ…
途上国において中小零細事業向け小口金融サービスを展開する「五常・アンド・カンパニー」が70億円調達
2022年11月9日、五常・アンド・カンパニー株式会社は、総額70億円の資金調達を実施したことを発表しました。 五常・アンド・カンパニーは、5か国(カンボジア・スリランカ・ミャンマー・インド・タジキス…
インタラクティブ動画編集プラットフォーム提供の「MIL」が1.3億円調達
2019年10月15日、MIL株式会社は、総額約1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 MILは、インタラクティブ動画編集プラットフォーム「MIL」を運営しています。 動画中の人物…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集