注目のスタートアップ

家族信託の財産管理サービス「スマート家族信託」提供の「トリニティ・テクノロジー」が6.1億円調達

company

2021年11月10日、トリニティ・テクノロジー株式会社は、総額約6億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

信託したお⾦や資産をスマホ・タブレット内のアプリで管理することができる家族信託の財産管理サービス「スマート家族信託」を提供しています。

専門家から家族信託契約に関する最適な提案を受けられるほか、信託したお金・資産をアプリから管理することができます。

日本では少子高齢化が大きな課題となっており、65歳以上の人口は2021年に約29%だったものが、2045年には約37%になると予測されています。

これに伴い認知症高齢者の数も増加するため、認知症とともに暮らすことのできる社会を構築することが求められています。

認知症を患うと社会生活・対人関係に支障をきたすようになります。さらには正常な判断ができていないとみなされた場合、銀行口座が凍結されてしまう可能性があります。

口座が凍結されてしまった場合、家族等が生活費を立て替えたり、口座の凍結を解除する手続きを行うこととなります。

口座の凍結を解除するためには、成年後見制度を利用する必要がありますが、家庭裁判所への申立が必要となるほか、成年後見人はすべての資産の管理と定期的な家庭裁判所への報告が求められるため、非常に手間がかかります。

そのため、もうひとつの制度である「家族信託」を活用することが望ましいのです。

家族信託とは、資産保有者が認知症などを患った際、子や孫などの家族に、資産の管理・運用・処分を託すことができる仕組みです。

管理・運用・処分についてはルールを取り決め第三者を設定することでもできるため、第三者に資産運用を任せ、その利益を家族が受け取ることもできます。

家族信託は認知症対策として有効な仕組みですが、認知度が低いことが課題となっています。

企業経営でも先を見据えた資金の運用・管理は重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期における資金繰り表の作成術など、資金に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ アプリ 家族信託 株式会社 管理 認知症 資産 資産運用 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「Yondemy」が資金調達 子供向け完全オンライン読書教育の習い事サービス「ヨンデミーオンライン」を正式リリース
2020年12月23日、株式会社Yondemyは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、「ヨンデミーオンライン」を正式リリースしたことも併せて発表しました。 「ヨンデミーオンライン」は、5〜1…
インタレストコマース事業や生成AIデジタルヒューマンを手がける「ULTRA SOCIAL」が2.5億円調達
2025年6月6日、ULTRA SOCIAL株式会社は、2億5000万円の資金調達を発表しました。 ULTRA SOCIALは、インタレストコマース事業や、クリエイタープロダクション「Cue's」の運…
独自の接木技術やゲノム編集技術により素早い新種苗開発を可能にする「グランドグリーン」が2.5億円調達
2020年3月31日、グランドグリーン株式会社は、総額約2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 独自の接木技術やゲノム編集技術により迅速な新種苗の開発を可能にソリューションを開発・…
宇宙ベンチャーの「Space BD」が3.8億円調達
2019年10月21日、Space BD株式会社は、総額3億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 宇宙ベンチャーとして、商業的なアプローチにより宇宙産業の発展への貢献を目指しています…
完全栄養の常温主食「おにもち」を開発・販売する「vitom」が資金調達
2025年11月18日、立命館ソーシャルインパクトファンドは、株式会社vitomに出資を実行しました。 vitomは、完全栄養の常温主食「おにもち」を開発・販売しています。 もちもち食感の米由来の材料…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集