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月に眠る水資源を活用した宇宙インフラ構築を目指す「ispace」が50.7億円調達

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2021年8月4日、株式会社ispaceは、総額約50億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ispaceは、人類の生活圏を宇宙に広げていくため、月に眠る貴重な水資源を活用して宇宙インフラを構築することを目指しています。

目標実現の第一歩として、月での水資源の探査を行います。

2022年後半に予定している最初の月面ミッションに向け、ドイツ・ランポルツハウゼンのアリアングループの施設において、フライトモデルランダー(月着陸船)の組み立てを先月から開始しています。

また、高頻度月面輸送サービスを確立するため、後続ミッションで使用するランダーの開発に本格的に着手します。

今回の資金は、2023年の打ち上げを計画しているミッション2と、2024年のミッション3用のランダーをサイズアップするための開発、月探査用のローバー(月面探査車)の開発に充当されます。

世界の宇宙ビジネス市場の市場規模は、2019年には約40兆円で、2040年には100兆円規模と非常に大きな市場になるとの予測もあります。

宇宙ビジネスで大きな割合を占めているのが、衛星を打ち上げ、それにより得たデータを販売したり活用したりするサービスである衛星サービスです。

一方、ロケットや人工衛星の製造に関する市場(宇宙インフラ市場)の割合は低く、宇宙ビジネスのコアとなる宇宙インフラ市場の充実が求められています。

スケールの大きなビジネスには、多くの資金が必要となります。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、ベンチャー・キャピタルから出資を受けるためのノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
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