注目のスタートアップ

ナレッジ経営クラウド「Qast」運営の「any」が1.5億円調達

company

2021年6月23日、any株式会社は、総額約1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

社内のナレッジ共有ツール「Qast(キャスト)」を運営しています。

Q&AとWikiにより、社内のナレッジを1カ所に蓄積し、簡単に検索できるようにし、ナレッジ経営を実現する情報共有ツールです。

ITスキルのない人でも使いやすいシンプルな投稿・閲覧UIや、社内版知恵袋(Q&A)・社内版Wikipediaを特徴としています。

質問・回答は知恵袋(Q&A)という形で行うため、質問・回答が蓄積され資産となります。質問する前に過去の回答を参照することができるため、同じ質問をくり返すという無駄を削減することができます。

また、自ら発信する情報はWikiとしてまとめることができ、成功事例や、仕様書、マニュアル、社内アナウンス、議事録などの共有などに活用することができます。

ツールの提供だけでなく、ナレッジ経営を定着させるための支援も行っています。

今回の資金は、プロダクト開発体制の強化や、ナレッジ経営コンサルタントの強化、ナレッジ経営の普及活動などに充当されます。

ナレッジが共有できていないと、ノウハウを持っていた人が退職した場合にノウハウが失われてしまう、過去にやった仕事なのにまた新しく調べて仕事している、改善策が実行してないのになくなってしまう、などの問題が発生します。

これらの問題は即座に業務に支障が発生するものではありませんが、経年による業務効率の改善が一向に行われないことになります。

そのため、ナレッジをきちんと蓄積し活用するナレッジ経営が重要視されています。

ナレッジ経営の実現のためには、ナレッジの蓄積・共有ができる環境の整備が必要です。

ただツールを導入するだけでは社内に定着しない場合や、利用しない社員なども出てくることが考えられます。そのため、環境の整備というのは企業風土の変革も指しています。

これは企業自身で行うことは難しい場合があるため、anyのようにコンサルティングもあわせて提供することが重要でしょう。

創業期はコストの面から、業務効率を向上させるツール・サービスを厳選して導入する必要があります。「冊子版創業手帳」では、創業期に特化した社内システムの構築のノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ any Qast キャスト クラウド ナレッジ ナレッジ経営 共有 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

オリーブ生産事業を核に6次産業化事業などを進める「CREA FARM」が資金調達
2022年7月7日、株式会社CREA FARMは、資金調達を実施したことを発表しました。 CREA FARMは、オリーブ生産事業、オリーブ加工商品の開発・販売事業、観光農園事業、ワンストップコンサルテ…
子育てで利用する場所に特化した地図アプリを運営する「iiba」が1.5億円調達
2025年4月3日、株式会社iibaは、総額1億5000万円の資金調達を発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は2.3億円を突破しています。 子育てで利用する場所に特化した地図アプリ「iib…
動画制作プラットフォーム展開の「Crevo」が2億円調達
2020年5月26日、Crevo株式会社は、総額約2億円の資金調達を実施たことを発表しました。 動画制作プラットフォーム「Crevo」や、クリエイティブ制作に特化した制作管理ツール「Crevo Bas…
ピッチ・イベント「earthkey pitch」企画・運営の「アースキー」が「電通」と事業連携 新規事業支援を強化
2021年1月12日、株式会社アースキーは、株式会社電通と事業連携を行うことを発表しました。 アースキーは、DX関連スタートアップによるピッチ・イベント「earthkey pitch」の企画・運営など…
シェアサロンやサロン開業サービスを展開する「サロウィン」が52億円調達
2025年2月14日、サロウィン株式会社は、総額約52億円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約88億円となります。 サロウィンは、シェアサロン「SALOWIN…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集